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町
「とはいえ、そんなに怖い人じゃない人だとは思ってたけどね」
「そうなのか?」
「だって、名前教えない事、あれ以上聞いてこないし」
「そんな事で信用してたのかよ」
もしかして佐藤さんは頭のゆるい人なんだろうか
「信用はね、してるわけじゃないんだよ」
「それ、言ったら機嫌悪くする奴もいると思うぞ」
やっぱり頭がゆるいんだろうか
「でもね、見えない上に触れないんならいいかなって」
「まぁ、こっちから手は出せないわけだしなあ」
「私から触れる事も出来ないし、おあいこ」
「まあ、それで納得しておくよ」
学校から出る事は出来たし、時間も動いているのだからもう別れてもいいとは思うんだが
まぁ、もう少しくらいはいいだろう
時間が止まった事の謎も気になるしな
「少し、この辺りを散策してみようか」
「そうだね」
「まずはどこへ行くのか、だが」
「うん」
「スーパーだ!」
「え?」