表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/102

三日目

 目が覚めると、部屋の寒さで鳥肌がたった。

 昨日までに感じていた温度と違いがありすぎて混乱する。

 今、自分が何処にいるのかさえ、分からなくなってしまいそうだった。


 それでも、落ち着いて周囲を見回すと自分の部屋だと気づく。

 ひとまず、クローゼットから上着を取り出して羽織り、部屋を出る事にした。

 部屋を出て、リビングへ向かう途中も、いくら秋手前だとしてもおかしい寒さだった。


「おはよう」

「おはよう...今日はなんか寒いな」


 リビングへ入ると、すでに佐藤さんが居たようで、軽く挨拶をした。

 テレビに映る天気予報には、まるで冬のような気温が表示されていた、しかも天気は晴れだ。

 よくもまぁこう毎日のようにおかしな事が起きるものだ。


 そんな中でも腹はしっかりと空いてしまうらしく、朝食にすることにした。

 思えば昨日の夕飯も味噌汁だけだったなと思い出す、美味しかったけど。


 台所に残っていたのは食パンくらいだった、冷蔵庫にある卵を使えば軽食程度にはなるだろうか。

 佐藤さんにパンで良いか聞いたところ、「いいよー」と、軽い返事が返ってきた。

 いやそんなキャラだったかという疑問は今は置いておこう。

 今の声色だけで判断するならパンはそれなりに好きなのかもしれない。


 卵を使って目玉焼きを二つ作り、その間にパンをトースターに軽くかける、それだけで完成だ。

 ただ少し、味気ない感じはした、定番だとここにウインナー辺りがつくんだろう。


「おまたせ、これしかなくてごめんな」

「いいよ、お世話になってるのはこっちなんだし、ご飯、ありがとうね」


 その後、朝食を食べながら今日の予定を話しあう事にした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ