違和感
「はぁ...夏休み明け早々に遅刻かよ」
校門前に辿り着いた時にはすでに午前9時だった
ため息をつきながらも靴を履き替え階段を登り、2年の教室の前へたどり着く
「これはもう、叱られる事は覚悟しなきゃならないな」
少し重い気分になりつつも教室の扉を開ける
ガラッ
「あれ...」
28人クラスの教室には教師も居なければクラスメイトの1人も居なかった
「おかしいな...」
今日は休みでも無いはずだし、1時限目は体育でもなかったはずだ
「少し待ってみるか...」
自分の席へ腰掛け、しばらく待つ
けれど、物音さえもしない事に段々と違和感を抱き始めた
「やっぱり...おかしい」
「他のクラスの様子も見に行くか...」
しかし、1つ1つクラスを見て回ったが誰も見つける事は出来なかった
「どうなってるんだ」
疑問に思いつつも何が起こっているのかが掴めない
「時間...」
一体学校へ来てからどれくらい経ったのか、確かめる為に時計を見る
「9時...10分...」
明らかにおかしい
「なんで...」
「ここへ来てから時計が進んでいない」
時計が壊れているのか、他の場所も見ていく
「全部...同じ時間」
「あと見ていないのは...」
そう...1箇所だけまだ見ていない場所がある
「職員室」