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なにも知らない

作者: 秋葉竹


 


三色すみれの三色が

なに色となに色となに色なのかは

知らない


テレビでよく使われる言葉だが

『お相手の一般女性、一般男性』

とか

逆にわかるけど

テレビに出ているひとは

そんなにトクベツなんだなって

どうなんだろう

一段階以上はうえに居るひとたちなんだろう

なにがうえでなにがしたかは知らんけど


朝食の並んだ

テーブルのうえの

花瓶に挿さった三輪の三色すみれ

そんな風景を想像しようとして

三色すみれの三色がわからないことに

ハッと気づく

それがたとえば

一輪になんまいの花びらがあるのか

一枚づつ花びらに三色が色づいているのか

一輪ごと合計三色の花が咲いているのか

それさえも知らないことに

さらに気づく


なら

こちらの勘違いで

『一般女性』や『一般男性』という呼び方も

ほかの意味や意図があるのかもしれない

世の中というところは

知らないことばかりだ


いったいいつになれば

なんでもかんでも知っているひとに

なれるのだろうか


なんてカマトトぶった不思議顔を

しているなんていう

恥ずかしさを自覚すると

おもわず

ギャ!

とか声が出そう

まぁ

べつに罪じゃあないはずだ







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逸般人w
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