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神様~実は秋刀魚がお好き

俺はこいつに名乗れと言った覚えは無いんだがな…ん?

そういえば…


「風神って、それはただ名前が風神ってだけだよな?」

そうだったら俺は色々、特に精神的ダメージも少なくてすむしな。まあ喋る猫がいきなり現れた時点で相当ショックだったから今更ダメージも糞も無いんだよな。そしたらそんな俺のささやかな願いを目の前の猫があっさり粉々にしやがった。


「いや名前は風神じゃあないニャ。別にあるんだけどそれはどうでもいいニャ。風神は簡単に言えばボクの使命ニャ。呼び方も実は風神じゃなくボクらが作った別の呼称があっるんだけど今の時代はキミらにあわせて普通に風神と呼んでるニャ」


色々と説明は省きすぎだ。そして何故だろうか。急に悲しくなってきたよ。

これじゃあ信用せざるを得ないからさ!

理由は簡単喋るから。それだけで何か信用せざるを得ないオーラがプンプンするんだ。

おいそこ、意味不明とか言うな。何なら今すぐ俺と変わるか?俺は大歓迎だぞ。


「とりあえずキミの家に行くニャ。色々と説明しないといけないからニャ」


断固拒否と言いたかったがなんか変なオーラ出しててかなり怖いからしぶしぶ従うことに。そーだよ腰抜けだよ。



うちについたはいいがいきなり住ませろとか言い出すんじゃないか?コイツ

そういや母さんが動物駄目なんだよな…

めんどくさいが頑張って帰らせるか。ちょうどうちには誰もいないみたいだし。

だが母さんがいつ戻ってくるか分からないからな。

母さん怒らすとヤバいんだよな…

だからさっさと終わらせるか。


「いいか? うちはペット禁止だからな。だから…「おなかすいたニャ」


話を聞け!頼むから、後で煮干しやるからさ…

俺の明日の飯がかかってんだ!


「残念ながらボクは秋刀魚の方が好きだニャ」


そういう無駄なとこだけ聞いてくれんだな…

てか最後の願いは聞いてくれないんだな…

こちとら単なる高一だぞ?

何でこんなネコ…もとい神様を拾わなきゃならんのだ?

もしかしてコイツ俺をからかってるだけじゃ…


「それはないニャ」


スミマセン疑って。

だから頭の中覗かないで下さい。


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