某氏「弱い子がいじめられる」私「は?」
はじめに、以下の記述は選挙云々の話ではありません。
いじめに対する誤った解釈を広めている某氏の発言に起因する時事記事に湧くコメント等に対する話です。
強くなればいいだけの話だ等と、いじめの問題をまで選挙の話に括り付け、保守思想と左翼思想に照らし合わせていじめ問題を語られている事にこそ問題があると考え筆を執った次第です。
以下の話を公職選挙法になぞらえて叩かれても困りますし、むしろこれを公職選挙法で発言の自由だと抑えつけられてはそれこそ公権乱用ですので。
毎度ながらネタにされる某氏の発言ですが、私も今回の某氏の発言には呆気にとられてしまいました。
それを防衛戦略になぞらえて話している事に、現状調査能力も無いのかと国の公的機関に対しても呆気にとられてしまい……
そして、それを擁護する某氏の党を応援する方々や批判する方々のコメント等を見てしまい、更に呆気にとられる事に。
某氏曰く、周りに強いと思われていれば、いじめようとは思わない。と、いう論理で軍備増強を謳う己が党の政策を持ち上げ、軍備増強に反対する他党の政策を否定していたようですが……
いえ、何処の党の政策がとうのこうのの前に、その話をそうだそうだと持ち上げる方々にも、例えを肯定するも予算云々が等と言って批判する方々にも言いたいのです。
そこで飛び交う話は凡そ、米国を強いと思われているものとして、弱いというのはウクライナを指しているような感じで、露西亜や強くなって来ている中国に攻められた折の弱い日本をどうするか等と語られる数々のコメント。
いや、貴方方は何を見ているのですか?
その弱いとするウクライナをいじめているというのはもう一方の強い露西亜なのでしょ?
そして西側諸国で東寄りの弱い国々がその脅威に対抗しようと徒党を組んで入ろうとしているのが西側諸国のNATOです。
では、徒党を組んでる西側諸国は弱者ですか?
いえ、むしろこれだけの情報戦略を見ていれば私はウクライナが弱いとは思いませんけどね。
そもそもの話になりますけど、その強いという米国がやられた911をお忘れですか?
その後にフセイン政権破壊の妥当性を今尚問われる米国のした事に、CIAの陰が見え見えだったアラブの春やらに始まった中東情勢の異常事態によってもたらされた米国内の政権安定。
強いからいじめられないのではなく、強い輩が姑息な事までもをしていじめてもいるからこそに立っていられるのが現実態でしょ!
露西亜にしたって攻撃の理由を見ればかなり姑息です。
だた、ウクライナを危険に曝したのは米国のバイデンが政権維持に欲を出し、緊張情勢にある場所にもかかわらず駒を動かした事に発端がある。
それは露西亜からすれば突然相手の駒が動いた訳ですから対応するのは当たり前。
それが国の防衛戦略というものです。
それ等を見ていて強いと思われていればいじめられないと思う時点で、それこそ平和ボケしてるその頭大丈夫ですか?
よくぽっと出の専門家が言う事に、国際世論に訴えて……等というアレも、その国際世論が酷いと言ってる中でウクライナは国際世論によって護られていますか?
そもそもその国際世論の声は何処の国際世論ですか?
湾岸戦争時に中東諸国の世論を聞いたり応えたりしましたか?
今尚続く軍事政権国家の数を貴方は知っていますか?
根本の話に戻りますけど、今のいじめはむしろ強い人の方がいじめに遭う事が多いんですよ!
弱者を装う徒党を組む陰険な者が、陰険な事をしている親に教わってやってる事が多い訳で、むしろ弱い者が襲われる事はあっても弱ければ逃げて被害は少ないと思います。
逃げる事なく対峙する強い者だからこそに被害は甚大であって、強いからこそ助けを求めず、手を貸そうとする者も強いから大丈夫だろうと手を引いてしまう。
それによって被害は更に見えない所で拡大していく。
それが今問題が多い いじめの本質です。
某氏は恐らく親の後ろ盾そのものがあるからこそにいじめられずに自分の強さと勘違いし、その記憶に想像した結果があの発言なのでしょう。
そう、結局その者が強い弱いの話ではなく、後ろ盾こそがいじめられずにいられる秘訣でもあるのですが、それこそ子供であれば徒党を組む事を教える悪い親の後ろ盾を持つ子供達の独壇場です。
だからこそにそれを許さない法を盾にした大人の対応が求められる中……
国の防衛戦略も同じです。
必要なのは軍備増強よりも後支えです。
外国から買ってるだけの軍備増強をしている国に怖いと感じる他国がありますか?
むしろ軍備を自国生産している国の方が怖いと思われていませんか?
某北の国とか中東の某国とか……
買った軍備で護られるのは、内弁慶な政治屋の外交における外面的な体裁だけです。
いつでも相手になってやる!
その気運に境界線に入り込んで来るようなクソみたいな行為に即時迎撃する。
これが専守防衛の防衛戦略ですが、戦争に発展する可能性も境界線さながらにギリギリのラインを踏む事をしなければ無駄になるのです。
某氏の話に賛成している方々は、いじめ対策の法案にもそれくらいの気運で、いじめに徒党を組んでた子供は罰してその親も罰する位の事を法案に組み込んで下さいね。
先取防衛でしょ?
何でいじめの話になると専守防衛になっちゃうの?
しかも迎撃しないなら無駄な話と知ってるんでしょ?
なら、超弱気じゃん!
それが貴方方の防衛戦略ですか?
それじゃあ他国にやられたい放題ですね。
まるで口先だけのイキリちゃんみたい。
いじめられてる同級生を助けもしないで大人になった輩が言う台詞程に醜い思想はありません。
その証拠に貴方方の世代にどれだけのいじめの実態が在った事を示す昔話が溢れているのか!
それは、某氏が吐いた台詞もまた、その当時にいじめが在った事を示しているのだから、某氏はその被害者を見捨てた過去を暴露したに過ぎない訳で、一人の国民を見捨てた輩に国の何が護れるのか?
よく、島しょ部の防衛戦略を言って切り捨て的な事と対比させて語られますけど、アレと同じに例えれば東京都への侵攻が起きたら切り捨てで済ませるのですか?
切り捨てとは如何なる場合も国民を裏切る行為だと理解出来ない者が何を偉そうに語っているのか……
英国のサッチャーだってフォークランドという離れ小島の国民の為にと立ち上がって紛争までしているからこその防衛戦略です。
テレビ討論ですら切り捨て話をするような政治屋達に国民の何が護れるのかを考え直された方がよろしいかと存じます。
だったらお前は? という思考が出るだろう事に、一応までの自分語りをしておきますと……
私はいじめられてる子を見ると助けたくなる性分が抑えられず、ついつい助け舟を出してしまいいじめていた輩共に目を付けられる事も多々ありました。
時には、助けた者がいじめられてる輩に更にやられたとかで逆恨みにいじめてる連中に腹パンして来いと言われてやって来た事もありました。
ちなみに、私の助け舟は暴力は使いません。
隠れたコソコソとするいじめの陰湿な行為を皆が見えるようにバラして煙に巻くだけです。
それだけでも陰湿な行為をしている輩の存在が明らかになり、彼等は皆の怪訝な目に晒され阻害されますので、その折にいじめられていた者を自分の方へと呼び続けてやればいいだけの事。
陰湿な輩はそういう私みたいな者を作らない為に、仲間にさせようとします。
「あいつの○○を○○してやろうぜ」
「お前もあいつといるなら……」
「アイツは人の物を盗むヤツだぜ」
そんないじめの誘いや脅しや噓にと、離関工作を仕掛けたりする姑息な手をあれやこれやと悪い親から指南され、子供の思考とは思えぬ陰湿な行為に同級生をも仕分けして見ていると、とある彼に告白されて知り、それで私は
「ふぅん、やだ!」
その一言に断り続け戦い抜いて来ましたが、大人が徒党を組むそれに対抗出来る法も機関も術も無いのがこの日本という残念国ですね。
私も随分と風雪の流布により、私も知らない私の話に〈何だそれ?〉と感じる話ばかりに友達が離れて行くとしても仕方のない噓ばかりだな。そんな感じがしましたが、私の友達はそんな私に関する噓の話を面白がって私に聞いて来る者ばかりでした。
結果、彼等の予定とは違い私の周りには人が増えるばかりで、逆恨みに噓を吐かれるような助け舟を出すから! と、笑われる日々を過ごしました。
ただ、それは時に教師もしてきた事に驚きを隠せません。
高校生にもなって目の前の席で陰湿にネームプレートの安全ピンの針で隣の席のいじめられっ子の肩を刺しては声を漏らすと叩く非道を見せられた私は
「うざいっ!」
と、やめさせようとした所、その授業の教師は私を注意し教室を出て行くようにと促され、授業後特に何がある訳でもなくそのまま有耶無耶にその非道を行なう者を擁護しただけでした。
いじめる側の実態を私に零した彼の告白もまた、彼は彼でその親の優劣の差がそのまま子供の優劣に繋がり、例え嫌でも指示を言われたらやらないといじめだけではなく親の優劣の差にも影響し、親からも叩かれるという助けを求める話でした。
つまり、いじめの負の連鎖は大人から止めないと止まらない事が判る話です。
そこにもって、まさか大人のそれも政を行なう立場にある者が、いじめの連鎖を助長するような話を防衛戦略に例え、それを右左の思想に絡めて討論するなど言語道断。
だからこそに、私はこの場を用いて筆を執るしかないのです。