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助太刀と不名誉な二つ名

 いい感じに書けなくて文字数が少なくなってしまいました。ごめんなさい。

 オークとの戦闘を終えた後。私は出口へと来た道を戻っていた。


 オークは美味しいお肉だったのを思い出してそのままインベントリに入れた。

 直接触らなくても入れられるのは助かった。


 この辺りの敵からは攻撃を受けてもダメージを負わないから、周辺警戒なしでずんずん進む。


 出口まであと半分といった所で、何やら騒がしい音がしてきた。

 誰かがダンジョンの魔物と戦っているみたいだ。


 そういえば、あそこには蜘蛛の魔物が大量発生する小部屋があったような……。


「やばいやばいやばい!」


「喋ってる暇があったら手を動かせ! 逃げるぞ!」


 一人が背後から奇襲を受け負傷。

 残りの二人が守りながら応戦してる様子。


 どうやら苦戦してるようだねー。

 お節介かもしれないが、助太刀して信ぜよー。


 ≪スキル:我を恐れよ≫を発動して、魔物全体のヘイトを強制的にこちらを向かせる。


 その一瞬の隙を突いて逃げてくれれば良かったが、どうやらそこまでの実力ではないらしく逃げられなかった。


「ちみ達ー。ここは私が引き受けよー。逃げ給えよー」


「た、助かった! すまないが任せる!」


 こちらを見る余裕もなく、彼等は走って逃げて行った。


 標的が私だけになったので、この場にいる全ての蜘蛛が一斉に襲い掛かってくる。


 パンチで殴り飛ばし、噛みついて来た蜘蛛を叩き落とし、地を走って来た蜘蛛は踏み潰した。

 糸で拘束しようともしてきたが、そんなもの私のぱうわぁには関係ない。ぐるぐる巻きにされても引き千切る。


 全ての蜘蛛を一掃した頃には私は蜘蛛の血に塗れていた。

 今日の戦闘で蜘蛛の血が青みがかった透明だって知った。後で聞いた話なのだが、魔物の血は青いらしいぞ。


 こんな場所に水場なんてないのでそのままダンジョンの出口へ向かう。


 早くこの血を洗い流したいなー。

 あとお風呂入りたいぞー。


 ダンジョンから出た時、血濡れ怪獣だー!って騒がれた。

 洗える場所なんてないんだからしょうがないだろうにって思ったあたりで、インベントリに水入ってたのを思い出したのだった。


 それにしても、血塗れ怪獣とは……。

 血の色も青っぽいからなんか違う気がするのだがー?


 そのまま真っ直ぐ宿屋に戻り、庭でインベントリから取り出した水をぶっかけて汚れを洗い流した後。ご飯も食べずにそのまま不貞寝したのだった。

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