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NINE GIRLS  作者: 白木飛鳥
8/27

第8話 愛を感じられるのは

塾バイトの帰りに新座に会った。


 新座「おつかれ。バイト?」

 尾関「あぁ、今日はちょっと時間かかってな・・・。新座は?」

 新座「私もバイトー。そこの【コンタッキー】で働いてるんだー。」

 尾関「あぁ、そうだったんだ。今度行くよ。」

 新座「ほんと?まってるよ。」

 尾関「でも、新座は買いたいものがあるとかか?」

 新座「そうだね。5月から家借りたいなぁって思って・・・。」

 尾関「家?こっからでも通えるじゃん?」

 新座「やっぱり一人暮らしっていうのに憧れがあってさ。」

 尾関「まぁ、確かにな・・・。」

 新座「やっぱり反対?」

 尾関「反対というか。女子の一人暮らしって大変じゃないか?」

 新座「そうなんだよね。」

 尾関「そういえば、親父から高校卒業祝いで土地もらったんだよな・・。」

 新座「土地!!!?」

 尾関「あぁ、そうなんだよ。おさがりなんだけど・・・。」

 新座「どれくらいの土地なの?」

 尾関「それが見たことないからわからないんだよな。」

 新座「明日暇だったりする?」

 尾関「あぁ、暇だけど?」

 新座「ちょっと見に行ってみない?そこに家を建てて住むとかできたらいいかなって思っちゃったりしたんだけど・・・。やっぱり図々しいかな?」

 尾関「あぁ、それはいい考えだな。明日行ってみよう。」


ということで見に行ってみることになった。

驚愕だった。想像した以上に広い土地があった。


 新座「これもらったの?」

 尾関「あぁ、そう見たいだぁ。もう、なんだこれ。」

 新座「二人で住むには広すぎるわね。どうする?」

 尾関「うーん。」


結局その場では悩んだ末に結論には至らなかった。

その日新座はうちに泊まりに来て間取り図を描くことになった。


 尾関「畳で言うと100枚分。6畳分の部屋が16部屋っていう計算だな。」

 新座「二人で住むには広いね。誰か呼ぶとかは?」

 尾関「東浦、東川、三郷、武和の家には片づけ行くし、所沢、越谷、美南の家には料理とかしにいくから近いといいかもな・・・。10人くらいで済むならいいかもな。楽しいだろうなぁ・・・。」

 新座「じゃあ、8人に聞いてみる?」

 尾関「俺から今度9人にプレゼンさせてくれないか?」

 新座「そこの所は任せるよ。」


といって、新座は眠ることにした。

9人が予定が合うのが4/28しかないということなので

その日に合わせて間取り図や手続きなどをすることにした。


 新座「どう、手続きとかは?」

 尾関「不動産曰くシェアハウスとかアパート扱いにすればいいらしい。」

 新座「なるほど、それぞれが契約者になるってわけね。」

 尾関「世帯主となる俺との契約らしい。」

 新座「それなら安心かもね・・・。この白いところは?」

 尾関「これはそれぞれのガレージにしようかなと・・・。」

 新座「お金は?」

 尾関「これで1億3000万円らしい。最初はもっと高かったから値切ってこの値段になった。」

 新座「家賃とかはどうなるわけ?」

 尾関「どこからかぎつけたのかしらんが三郷と朝霞の家が金を貸してくれてな一括で払えたんだよ。三郷と朝霞には黙っておいてといってあるからばれてないみたいんだが。だから、家賃はゼロにある。食費とか光熱費はとんでもないと思うがな。思ったよりも少なくなった。」

 新座「確かにね・・・。まぁ、あとは、八人が住んでくれるかだね。」

 尾関「プレゼン頑張る。」


そのあと時は過ぎてプレゼン当日。

久々に【風和九大美女】が俺の家に集まった。


プレゼンはうまくいって、東浦、東川、新座、美南は即決で入居するといってきた。あとの五人は親と相談するといっていた。


その次の日、所沢、三郷、武和は親から許可を得たという。

越谷と朝霞はそれぞれが説得しながらも難航しているという。


 新座「でもみんなが住めるとは思えなかったね。」

 尾関「あぁ、あともう少しで全員集合だと思うと少しワクワクするな。」

 新座「それで家はどれくらいでできる予定なん?」

 尾関「あぁ、ええっと確か六月からは住み始めることができるらしい。」

 新座「早いね。」

 尾関「あぁ、あとはみんなの家具とか聞いていかないといけないんだよな。なんせ、女子は家具とかに厳しいイメージがあるからな・・・。」

 新座「どういうイメージよ・・・。」

 尾関「明日、【ノトリ】行ってイメージ膨らませてくる・・・。」

 新座「じゃあ、私も行くよ・・・。尾関一人じゃ不安だしね。」

 尾関「心強いな。ありがとう。」


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