エピソード6
「はてさて、「知識」のスキルはどうやって使うのかな?」
と言う訳でステータスの時と同じように知識と念じてみるが
「反応がない?」
さすがに使い方がわからないスキルなんて使えない。
「どうやって使えばいいんだろう」
と思ったらいきなり目の前にメニューが出てきた。
[ 〈知識使用法〉
知りたいものを知りたいと思う。 ]
だとよ。
知りたいものを知りたいと思えばいいのか。結構ゆるいけど、調べられる範囲が知りたいな。
というわけで早速テスト。今いる場所はいったいどこなのかを調べてみよう。
結果
[ 〈現在位置〉
しあわせの草原 ]
「地名オンリーかよ!」
まあとりあえず現在位置はわかったからしあわせの草原で再検索してみる。
[ 〈しあわせの平原〉
この世界アルフイドの草原のどこかにランダムでつながるエリア。 エリア内はすべて草原になっていて、モンスターもグリーンスライムしか出現せず、すべてのモンスターがスキル原石をドロップする。 ]
わかるものだけ要約すると、ここあの弱かった緑色しか出てこないと。さらに倒せばあの石を落すのか。ゲームとかのボーナスエリア的なものなんだろうか?
二つ目にここはやっぱり俺がいた世界じゃないらしい。この世界アルフイドとか書いてあったしな。
「薄々思ってたけど異世界なのか。異世界トリップってやつかな?」
日本にいたころはネット小説なんかも読んでたからある程度の異世界知識はあるが、ここでもその知識が当てはまるかはわからない。が
「とりあえずスキル石が大量に欲しい。こういうファンタジーなところではスキルがいっぱいあればある程度チートができるだろうからな。」
そうと決まれば早速狩りに行こう。
何個くらい採れるかな~。
主人公案外ポジティブです