痛くしないで
「いや、やめて……痛く、しないで……!」
僕が押し倒したその少女は、懇願するようにそう言った。
……震えている。
どうやら、まだ怯えているようだ。
まあ無理もないことなのかもしれない。
少し強引だったし、それに……
まだ幼い彼女にとってはきっと初めての経験なのだろうから。
「大丈夫、痛いのは最初だけさ。すぐ楽になる」
僕は彼女を安心させるようにそう言った。
しかし、
「いや、いや……!」
彼女は一向に気を許してはくれなかった。
僕のソレを見ながらしきりに首を横に振っている。
なんてことだ。
こんなに拒絶されるとは……。
やはりあまりにも唐突すぎたのだろうか?
心の準備をさせるべきだったか?
しかし、彼女には悪いがここまで来てしまったからには逃がすつもりなど毛頭ない。
「じゃあ……いくよ?」
「……ッ!」
彼女の返事は待たなかった。
僕は半ば強引に……ゆっくりと、ソレを彼女に突き刺した。
ズン、とソレは彼女の奥深くまで入っていく。
「あっ……!」
その時彼女はとてもいい声で鳴いてくれた。
「――ッ!」
だからだろう。
僕は……自分の理性を保てなくなってしまった。
沸き上がる興奮。
それに身を任せ、僕は何度も。
何度も何度も、執拗なまでにソレを彼女の体に刺した。
その度、彼女の体から赤いモノが滴り落ちる。
それはとても綺麗だった。
僕は見惚れてしまった。
だから更に激しく、僕は彼女を刺した。
その時彼女は、涙ながらに「痛い!」とか、「やめて!」とか言っていたような気がする。
でも僕は全く聞き入れなかった。
寧ろ、それは余計に僕を興奮させた。
そして、
「アハハはハハはハハはハハは!!」
僕は、笑っていた。
彼女の体から、ソレを出したり入れたりしながら、狂ったように延々と……。
とても気持ちがよかったから。
できることなら、このままずっと続けていたいと思った。
だけど、やがて……終わりは来てしまった。
「――は、あぁ………………」
こんな声を漏らした後、彼女が逝ってしまったのだ。
そうなると途端に僕はつまらなくなった。
ふぅ、と僕はため息をつく。
――いつもこうだ。
相手が逝ってしまうと、もう楽しめない。
相手の反応がないと、つまらなくて仕方ないのだ。
「…………」
チラリと彼女に目をやった。
――駄目だ。
もう彼女は使い物にならない。
「あーあ、次……探さなくちゃ」
ヒント:少女は”逝って”しまいました。
これは決して卑猥な話ではありません。
決して! 卑猥な話ではありません。
大事なことなので(ry