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プロローグ
夢。それは良い夢と悪い夢がある。
俺はさっき寝た。そしてたぶん今は夢の中だろう。ここは・・・
【私立彩夢高等学校】
俺の通っている高校の校門の前だ。
「やけにリアルな夢だな・・・」
辺りは明るいが、人影がまったくない。不気味な静けさな中、俺は校内に入ろうとした。
バンッ
どこからか銃声が聞こえた。
「なんだ今の。人いるのかな」
再び歩きだそうとしたとき、目の前に地面が広がった。じわじわと湧き上がる痛み。
「俺・・・撃たれた・・・?」
視界が狭くなる中、首を動かし銃声が聞こえた方行を見た。誰かいる。
「だれ・・・だ」
意識が薄れ始めてきた。誰かわからないが近づいてくる。
『じゃあな。また会おう。悠介』
その言葉と共に、完全に意識が無くなった。




