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頑張って大魔法が撃てるようになりましたので、魔王軍にスカウトされて、異世界勇者どもをシバキ倒します。  作者: 坂田 燐


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16/20

最強の男

王の間の裏へ通じる通路・・・。


ここまで敵は現れない。


「余程の自信か・・・。」


魔王はポツリと言う。


最近、この方は本当に人間ぽくなってきたと思う。


「ならば好都合。私達は構わず進みましょう。」


私も徐々に警戒心を高めていく。


あと二戦。


簡単ではないが、覚悟は出来ている。


「ふむ!頼むぞ!」


魔王も緊張度が増してきた様だ。


それ以上は言葉はいらない。


私達は黙々と進んでいった。



暫く進み、最後の扉を開けると、開けた場所に出る。


「よく来たな・・・。」


「!」


「我が名は四英雄。双剣のクラン。」


「最強の四英雄、クラン・・・。」


私は伝説に出会う。幼き日に聞き及んでいた英雄譚は数多ある。



「・・・。なるほど。何となくだが・・・。君の強さは分かった・・・。」


クランは唐突に語る。


「だが・・・。私には及ばない。引くならひいても誰も咎めぬが・・・。」


「・・・。そうかもしれません。でも、勝敗は時の運。私の全てをぶつけ、貴方を倒します!」


「そうか・・・。ならば、この双剣で答えるのみ!」


クランは双剣を構える。


「いきます!」


私も紅剣を構える。


張り詰めた空気が爆発する。



「ハァァァ!」


「トゥゥゥゥ!」


キィィィィン・・・


お互いの一撃が激突する。


『ムッ・・・。なるほど、これは己を極限まで高めた者が放てる剣圧。ある程度、異世界ボーナスで力を得ていた我等とは異なる力だ・・・。』


クランは静かに考えている。


ならば・・・。


「出し惜しみはすまい。私の最大の剣、受けてみよ!」


クランは双剣を鞘に納め、その束を握る。


「!」


「炎の魔法を双剣に乗せて、極限まで高めて放つ大技か!」


「バーニング・ノヴァ!」


「!」


居合から放たれた一撃。いきなりの大技が私を襲う。


「ウワァァァ!」


私は不意を突かれ、後ろへ吹っ飛ぶ。


「・・・。耐えたか・・・。」


無表情でクランは私を見下ろす。


「・・・。これが伝説の大技、バーニング・ノヴァ。」


片膝をつかされた私は、笑いを抑えきれない。


激しい喜びが湧き上がってくる。


かつてない戦いになりそうだ。


ならばこちらも出し惜しみする必要はない。


私も剣を構える。


「私も答えましょう。最大奥義で!」


私も紅剣を収める。


左手を掲げ、流星の魔力を剣に込める。


「いきます!ルブラ・グラデュース・ヴェラム!」


流星の威力がクランを目掛けて飛んでいく。


「!」


「・・・。確かに中々の威力だ。だが!」


「・・・。何と!」


クランは巧みに双剣を光速に動かし、壁を形成!


「・・・。切り裂かれた・・・。」


「まぁ・・・。無傷とはいかぬがな・・・。」


彼のアーマーに僅かにひびが入っている。


「・・・。強い・・・。」


私は唸る。


「君は、どこか最期の戦いを意識している様だな。それでは私は勿論、アイツも倒せない・・・。」


「・・・。」


私はハッとする。


『見透かされている・・・。』


私は静かに目を閉じた。


「・・・。そうですね。どこか力を温存しようとしておりました。この戦いに全てをかけます!」


「フッ・・・。来い!」


私は剣を構え、正面より切り込む!


「ハァァァ!」


「フン!」


それを双剣で受け止めるクラン。


「・・・。なるほど・・・。なるだけ魔力は使わぬ、いや使えぬか・・・。だが、それだけでは私に勝てぬぞ。」


『・・・。さすがに剣の腕だけなら私より上か・・・。』


私は再び距離をとる。


「これでは埒が明かぬ・・・。どうするか・・・。」


私はクランを見据えながら、そう呟いた・・・。








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