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頑張って大魔法が撃てるようになりましたので、魔王軍にスカウトされて、異世界勇者どもをシバキ倒します。  作者: 坂田 燐


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13/20

聖都突入

あれから数日・・・。


「ついに・・・。」


私達は眼下に聖都エレンティアを捉えた。


「・・・。美しい都。だが・・・。悲しみが渦巻いている・・・。」


私にはそう感じる。



「だから、行こう・・・。終わらせる・・・。」


私は覚悟を決める。


「・・・。」


皆、黙って頷く。



「よくぞここまで辿り着いたな。」


「・・・。まずはお前か!神槍のゲイボルグ。」


ここは街の中央、少しだけ開けた場所。


背の高い、長い槍を構えた美青年が、微笑みながら、こちらを見据えている。



「キミはクレハ・・・か?」


「ゲイボルグ・・・。私は・・・。」


「何も言わなくていい。キミを含め、俺はここで全員を止める。」


「・・・。分かった。私もこれで問おう。私達はここを突破する。」


「それでいい。」


ゲイボルグは優しい微笑みを浮かべる。全てを悟った顔というか・・・。


「ただ、私と戦う者は決まっている様だね。」


ゲイボルグは槍の切先を私の方へ向ける。


「リーナ!」


私はその名を呼ぶと、リーナが剣となる。


「ほう。魔族の巫女の力か・・・。面白い!」


ゲイボルグも槍を構える。



「もはや言葉は不要!行くぞ!」


ゲイボルグはスピードある多彩な動きで、槍を突き出してくる。


私はそれを紙一重で避ける。


「ほう・・・。単純な動きではかわすか!大したものだ。」


相変わらず、次々と槍を繰り出しながら、ゲイボルグは微笑んでいる。


まだ十分余裕はありそうだ。


『ふむ。なかなか間合いに入り込めない。これまでの敵とは違う・・・。』


「ふむ。これでは埒はあかんな。ならば、これならどうかな?」


「なっ!」


私の少し前の空間が歪み、その中から槍が飛び出してくる。それも無数に。


「クッ!」


私の服が少し切られる。


少し間を置いた方がよさそうだ。


「ほう~。少し距離をとったか。」


相変わらず楽しそうなゲイボルグ。このままでは勝てそうにない。


『何とかして奴の懐に飛び込まなくては・・・。』


私は考える。


「よし!ならば風の矢、ヴェントス・サジッタ!」


遠距離魔法で防御してくれれば・・・。ワンチャン


「ほう・・・。」


ゲイボルグは槍を高速に回して、魔法の矢を撃ち落としていく。


「なるほど、魔法も効果的に使うか!」


「そうだ。後ろはとったぞゲイボルグ!」


「ほう!」


「くらえ!紅の剣!ルブラ・グラデュース!」


紅の光の刃がゲイボルグを狙う。


「クッ!」


「・・・。中々の威力だ・・・。だが・・・。」


紅の剣はゲイボルグに届く数センチの所で、彼が生み出す闇のバリアの様なもので相殺される。


「中々の威力だ。だが、キミは僅かに躊躇ったな。俺が人だからか・・・。何とも優しい事よ・・・。」


「・・・。」


私は再び距離をとる。


「ハハハ。久しぶりに楽しいな。前の王が戦闘狂だと言っていたが、まさに否定できんな!」


ゲイボルグは楽しそうに笑う。


まだこの男を本気にする事は出来ない様だ。だが・・・。


「・・・。そうですね。どこか私は躊躇いを感じていました。でもそれは貴方の尊厳を貶める行為。お詫びいたします。」


私も笑顔で返す。


もう遠慮はしない。全力でこの男を倒す!


「そうか・・・。嬉しい事を言ってくれる。ならば第2ラウンドと行こうか!」


ゲイボルグは笑いを収める。



「見ての通り、俺は魔法も載せる事が出来る。この技、受けられるかな!」


ゲイボルグは槍を構える。その槍に少しづつ光の輝きが覆いつつあるようだ。


槍が眩い光を放っている。


「いくぞ!神槍の威力、とくと味わえ!」


「なっ!」


何と神槍が伸び、私の前で無数に避けて襲いかかっていく!


「クッ!」


私は上空に飛び、これを交わす。


「フフッ。それは悪手ぞ、少女よ」


間髪入れず、ゲイボルグは空に神槍の光を飛ばす。だが、これは想定済み・・・。


「紅の剣よ!」


私は優しく剣の切っ先を自分の掌に乗せる。


「ほう・・・。」


私の身体は光に包まれ、槍の光をバリアで相殺する。


「ハハハハ。中々多才よな。見事!見事なり、少女よ。お前の事は気に入った。特別に名を名乗る事を許す。名乗られよ。」


「カルラ・テラム。貴方を倒す者です。お見知りおきを。」


私も笑顔で返す。かつてない強敵だが、心は晴れやかに感じるのはどうしてだろう。


「そうか。良き名よ。その名、覚えておこう!」


本当にこの人は戦いが好きなのだろう。ただ、むやみに人を傷つける様な人物ではないのは分かる。


「ではカルラよ。最終ラウンドと行こうか!次の技は俺の奥義!言わば最強の技。これを受けきれるかな!本当にキミがアイツの前に立つ資格があるのか、みせてもらおう!」


「分かりました。ゲイボルグ。貴方の思い、私も今出来る最大の技で答えましょう。」


「ほう・・・。その意気やよし!」


「・・・カルラ?良いのですか。」


リーナの声が脳内に響く。


「二人なら出来るよ。ぶっつけ本番の技だけど、そうでもしなければ、あの人は倒せない。」


「分かりました。元より私と貴女は一心同体。思うがまま、お進みください。魔の巫女が導き手となりましょう。我が神よ!」


私は大上段に剣を構えた。













面白い! 続きを読みたい!


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ます。


修正しました。





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