表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/6

エルさん、初出勤!

朝9時ちょうど。

オフィスの自動ドアが開き、エルさんが姿を現した。


濃紺のスラックスに白いシャツ、黒のビジネスバッグ。

あまりにも完璧な“新入社員スタイル”だったが、よく見ると――靴が革製のブーツで、どこか旅人のような雰囲気をまとっていた。


「おはようございます。本日よりお世話になります、エルミード・ロジスフィア――いえ、“エル”で結構です」


一礼する姿勢は直角。背筋はピンと伸び、声は通る。

その様子に、先輩社員の加藤が目を丸くした。


「エルさん……やけに礼儀正しいな。ていうか“エル”って芸名みたい」


デスク到着

田島が席まで案内すると、エルさんはまず机の前に立ち、**「この場を借りて、働く覚悟を誓います」**と、小声で何かを唱えた。


「……あ、エルさん? それ、なにやってるの?」


「“職場の神”への献詞です。前の職場では……まあ、習慣のようなもので」


神妙な表情でデスクに一礼した後、エルさんはついに、現代の魔道具――パソコンとマウスに対峙することになる。




「“職場の神”への献詞です。前の職場では……まあ、習慣のようなもので」


神妙な表情でデスクに一礼した後、エルさんはついに、現代の魔道具――パソコンとマウスに対峙することになる。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ