最強スキル《光魔法》と《勇者の資質》を与えられ異世界に転生した俺、女神に魔王討伐を求められるが、本当にやりたいことは浴衣美少女との花火大会デートです。〜邪魔する魔物を片付けながら花火大会を開催します〜

シュウは異世界の女神に呼び出され、チート級の強力スキルと勇者としての使命を与えられた。

女神が言うには、俺がこの世界の救世主らしい。

だけど、第二の人生で俺がやりたいのは魔王と戦うことではなく、夢の花火大会・浴衣デートだ！
俺はずっと花火大会デートに憧れていた。それは手に入らなかったものだからだ。

ーー浴衣姿の美少女と、りんご飴。
ーー花火によって一瞬照らされる、美少女の横顔。
ーー花火の音でかき消される「好きです」の４文字。

第二の人生、何がなんでも夢を叶えてやる。

だけど、女神は自己中だから、世界を救うためのスキルしか俺にくれない。しかも、世界に「和の国」のマップも用意できない無能だ。

強スキル？　魔王？　そんなの知るか！
だが、夢を邪魔するやつは魔王の手下だろうが、許さない！

勇者としての期待はどこ吹く風、シュウは時おりスキルにより無双しながら、花火大会デートの実現に向けて進んでいく。

……それが結果的に、世界を救うことになるとは誰も知らなかった。