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世界の果てまでどこまでも  作者: 黒蜜パンダ
3/4

出航準備1日目 夕方

あれから3時間ほど経過した。僕は返事をしてからいろんなものを作った。船はもちろん保存食やオールを作った。本当はロープや帆にする布を作りたかったが日が暮れ始めたので今日は解散することとした。

僕たちは海で冷やしておいたバナナを頬張りながら、僕たちは他愛もない話をしていた。

「そういえば船の名前はどうする?」

ふと疑問に思い、ベーカーに聞いてみた。

「そういえばまだ決めてないな。お前らはなんかいい案ないか?」

「やっぱここはアクセル号だろ!」

「「ないな」」

僕とベーカーは声を合わせて否定した。

「ひっでぇ〜この俺の名前を冠するなんて名誉以外の何物でもないぞ?」

「島の女子の誰からもモテない男の名前に名誉もくそもあるかよ。」

「うぅ・・・。やめろ、その口撃は効く・・・。」

「いいよな〜ベーカーは。女の子からたくさんモテて。俺なんて俺のこと好きなん言動をみせてくるやついないもん。みんなみんなベーカーが好きって言ってくるもん。」

「? そんなことないぞ?一人イガイが好きだっていうやついるぞ?」

「ほんとに?誰々?」

「教えな〜い。まぁ他の4人はみんな俺のこと好きって言ってるし変に揶揄われたくないからあわせてるだけなんだろうなぁ。詮索する男はダサいからヤメとけよ。」

「なんだよ、教えてくれないのか。まぁいいや一人でも俺のこと好いてくれるやつがいるなら。ここにいる誰からも相手にされないかたよりマシだし。」

「ちょ、誰のことだよ!」

「「まぎれもなくお前のことだよ。」」

そう笑い合い、船の名前は最終的にデュニア号になった。僕らの言葉で世界という意味だ。

船の名前も決まり、お天道様も半分ほど海の向こうに沈み、住処に戻ろうと林を抜けたとき、すれ違った島の大人にこう呼ばれた。

「いたいた。イガイ、アクセル、ベーカー。大長老が呼んでいる。急いで大長老の家に行け。」





まだ島を出ないんです・・・

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