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無自覚告白は罪です

「長瀬先輩名前は同じでも苗字は違いますもんね。そもそも二次元から飛び出てくるなんてありえない話っすから」

 

 上澤くんがスケッチブックを取り出しながらそんなことをぼやいている。

 まあ二次元から飛び出てくるなんて思いもしないだろう。俺も未だに信じられねえもん。

 

 「まあ俺は二次元から飛び出てくるなら蒼くんより莉々ちゃんっすけどね!莉々ちゃんの可愛さは底知れないっすよ!」

 

 上澤くんのスケッチブックを覗き込むとそこには莉々が描かれていた。めちゃくちゃうまい。

 

 「ちなみに長瀬先輩は誰推しっすか?」

 

 「俺ももちろん莉々推しだ。当たり前だろ」

 

 「おっ。分かってるじゃないっすか。だけど先輩。莉々ちゃんがくっつくのは大野くんが良いってタイプじゃないんすか?」

 

 上澤くんがニヤりと俺の方を見る。

 

 「いや蒼×莉々だろ」

 

 即答だった自分が少し恥ずかしい。

 すると上澤くんは目を輝かせて喜んでる。

 

 「うをお!長瀬先輩さすがっすね!絶対蒼×莉々っすよ!いや〜ネット民は蒼×莉々はないってしょっちゅう言ってるんすけど俺からしたら莉々ちゃんが幸せになるには蒼くんとくっつくのが最善だと思うんすよね!」

 

 俺と莉々がくっつくことを応援してくれる人がいる事実が死ぬほど嬉しいんだが!?上澤くん君はよくわかってる。

 

 「上澤くん良かったね〜!それにしても上澤くんの他に蒼×莉々推しの子初めて見たわ〜」

 

 「え·····そんなに蒼×莉々推されてないんですか·····」

 

成瀬先輩に言われたことを真に受けガックリと肩を落とす俺に咲良ちゃんはすかさず割ってはいる。

 

 「いやいやいや!私も蒼×莉々良いと思いますよ!?私は物語の展開よりも蒼くんが幸せでいてくれればそれでいいです!」

 

 「あはは〜!さくちゃんは本当に蒼くんが好きなんだね」

 

 「はい!もちろんです!かっこよくて努力家な蒼くんが私は大好きですよっ」

 

 咲良ちゃんこれ素で言ってるんだよなきっと·····

 天然というかおバカというか·····本人ここにいるんだぞ·····

 

 「あっ。長瀬先輩スケッチブックは美術準備室にあるっすよ。自分取ってきましょうか?」

 

 「いや。自分で取ってくるよ。ありがとな」

 

 そう言って上澤くんから鍵を渡してくれた。

 

 俺は美術室を出て隣の美術準備室に向かった。

 それにしても他の部活の「ファイトー!」っと呼ぶ声や吹奏楽部の綺麗な音も聞こえる。

 

 「あれ」

 

 「え·····あっ·····どうも·····桃瀬さん·····」

 

 助けてくれ。1番あっては行けない人にあった気がするんだが。

 

 

一応毎日投稿のはずなんですが大学が小説を書かせてくれません。私の事大好きで離したくないんですかね!はは!よかったら評価、レビュー、ブックマーク、感想お待ちしております!わくわく!

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