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正体

「·····っ」


莉々のことが好きなはずなのに咲良ちゃんに好きな人がいないという事実になんとも言えない気持ちになってくる。

咲良ちゃん·····俺の事好意持ってるはずなのに·····なんであんなこと言ってたんだろう·····


「泣いてるの?」


空き教室から桃瀬さんが出てくる。


「桃瀬さん·····」

「長瀬くん。あなた泣くほど努力してないでしょ」

「え·····」

「まだ九ノ瀬さんと出会って数日しか経ってないでしょ。泣くにはまだ早くない?」


桃瀬さんは腕を組んで俺にガン飛ばしてくる。


「雰囲気蒼くんみたいなのにめるの好きな蒼くんとは全然違うのね。さっきも言ったけど出会って数日だよ?諦めるの早くない?あんた蒼くんに憧れてるんじゃないの?だったらまだアタックするべきでしょ」


「いてっ」


桃瀬さんは俺の額にデコピンしてきた。


「長瀬くん顔だけは良いんだからもっと頑張りな?あ、勘違いしないでね?長瀬くんを慰めるわけじゃないから♡全部めるのためにあんたを励ましてるの」


慰めるも励ますも一緒じゃないのか·····?

つーんとしてる桃瀬さんを見るとなんだか少しおかしい。


「ははっ」

「なんで笑ってるの?」

「ううん。ありがとう」


桃瀬さんは一瞬目を大きく見開く。


「あ、おくん·····?」

「ん·····?」

「ねえ!一瞬だけ長瀬くんが蒼くんに見えたの!?ど、どういうこと!?」

「長瀬くんが蒼くんって·····俺長瀬蒼って名前なんだけど·····」

「ち、違う!おれおもの柊木蒼くん!な、なんで!?」


桃瀬さんは思いっきり俺の胸ぐらを掴む。


「ねええええ!めるの蒼くんはどこ!?今絶対いたの!」

「ぐ、ぐるじい·····」

「こうしちゃいられないっ!九ノ瀬さんに自慢してこないと!今は長瀬くんに構ってる暇なんてないからっ!じゃーねっ♪」


桃瀬さんも走ってどこかに行ってしまった。


バイト先のエアコンが1台壊れて落ち込んでる飴宮です。よければ☆5、ブックマーク、感想お待ちしてます(こびこび)

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