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厄介事

学校帰りの道で俺はぶつくさと呪文のように台本を読む。

 王子様役ってこんなにセリフ多いのか!?でも咲良ちゃんも頑張ってるし、俺が王子様役をかっこよくこなせば咲良ちゃんは喜んでくれるよな·····

 俺は咲良ちゃんのアホっぽい笑顔を思い出した。あの笑顔を見ると莉々のこと少し忘れられる気がする。

 心変わり·····?いやいやいや早すぎだろ俺っ!俺は莉々一筋なんだよ·····

 

 「やっほ♪ナリヤン美術部員の長瀬くん♡」

 

 急に誰かに名前を呼ばれた俺は振り返った。

 

 「も、も、も、桃瀬さんっっ!?なんでここに!?」

 「めるもこっちの道なんですぅ〜。考えたらわかるだろばーか」

 

 相変わらず声はかわいいが言うことに刺がある。

 

 「超かわいいめるがあんたみたいなナリヤンに話しかけるのは一生の不覚なんだけど〜。今回はめるにも長瀬くんにも得がある話があるの!」

 

 清々しいほど嘘くさい笑顔で俺に交渉を持ちかける。嫌な予感しかしないが聞いてみることにした。

 立ち話もなんだろうと俺らは近くの公園に移動してブランコに乗りながら話すことに。

 

 「それで·····なんだ?俺に得がある話って」

 

 「単刀直入に言うね?九ノ瀬さんのこと好きなんでしょ?あなた達に付き合って欲しいの」

 

 「うえええええ!?だ、だからそれは誤解で咲良ちゃんが勝手に変なこと言って·····っ!」

 

 「はいはい♡そーゆうのいいから♡クラス中のみんながそう思ってるよ♡」

 

 桃瀬さんは不敵な笑みを浮かべる。

 

 「はあ·····どうせおれおもの蒼くんの担当が減って欲しいから咲良ちゃんと俺がくっついて欲しいんだろ·····」

 

 「ピンポ〜ン♪大正解っ♡長瀬くん九ノ瀬さんと仲良いみたいだし雰囲気だけは蒼くんに似てるから九ノ瀬さんぐらい落とせるでしょ?」

 

 でも実は桃瀬さんの大好きな柊木蒼は俺なんだぞ·····

 まあこれで授業中睨まれたり変に絡まれたりすることは減るのか。それに今更なにを言ったところで俺は咲良ちゃんが好きってことになってるんだ。

 

 「わかった。協力してくれ」

 

 「そうこなくっちゃっ♡九ノ瀬さんの本当の王子様になれるようにがんばってね♡」

ついに3時間に1000文字も書けない体になってしまいました。ちなみに結局今回の作品1000文字もいかなかったです!良ければブックマーク、レビュー、感想、☆5お待ちしております!モチベ上げさせてください!

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