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テスト結果

焦った俺はとりあえずテスト範囲を見てみた。

 うーん·····正直怪しいが死ぬ気で勉強すればどうにかなるだろう。

 「ねえみんなどうすれば勉強できるの·····?私もう無理だよ·····な、なんか眠い気がしてきた·····」

 「先輩!頑張りましょう!推しくんのことを思い浮かべてください!彼のために頑張るんですよ!」

 「でも私一個下の彼氏がたくさんいるから·····彼氏達と戯れないといけないから!勉強する時間ないの!」

 「ちなみに一個下っていうのはなにが一個下なんっすか」

 「じ、次元·····」

 何を言ってるんだこの先輩は·····見た目はかなり良いのに圧倒的に何かが欠けてる·····

 「あの!」

 急に咲良ちゃんが立ち上がった。

 「成瀬先輩の彼氏さん達のイラストをノートに描いて単語重要事項を吹き出しで喋らせるのはどうでしょう?私いつもそのやり方でやってますよ!」

 咲良ちゃんのノートを見ると俺がびっしり描いてあった。

 「えぇ·····そんなやり方でいけるかなあ·····」

 「まあまあ騙されたと思ってやってみて下さいよ!」

 「うん·····」

 成瀬先輩は渋々ノートを開きイラストを描き始めた。

 「え、うまっ!?」

 成瀬先輩のイラストを見ると美少年達がたくさん描いてある。うますぎて思わず声に出してしまった。

 この美術部全員絵が上手いぞ!?俺も練習しないとな·····

 「はあ〜·····できた!ねえねえみんなどうかな?」

 みんな成瀬先輩のノートにわらわらと近寄る

 「めっちゃクオリティ高いっすね。お金取れるんじゃないっすか?」

 「さすが成瀬先輩です!漫画のように描かれてて読みやすいしわかりやすいです!」

 これ本当に学年最下層が書く内容なのか·····?内容も絵も最強じゃねえか。

 「みんなが褒めてくれてるぅ·····嬉しいよお·····」

 この調子で描いていけば下克上も狙えるんじゃねえの?

 「ささ!成瀬先輩もうちょっと頑張りましょっ!」

 咲良ちゃんがガッツポーズをして笑う。

 「ありがと!さくちゃん!頑張ってみる!」

 

 

 

 ■

 

 そんなこんなでテストが終ってからの初めての部活に来た。

 「どもっす〜。長瀬先輩」

 「上澤くんよっす。他のふたりは?」

 「まだ来てないっすよ。ところで先輩テストどうでした?」

 「はっはっは。よく聞いてくれたな!学年3位!どうだ!」

 「うをう。すごいっすね。長瀬先輩チャラそうなのに人は見た目によらないっすね」

 だからこの格好はしたくてしてるんじゃないんだよ!

 それにしても本当に頑張った·····エナジードリンクキメまくってスキマ時間をめいいっぱい活用して死にかけながらやったかいがあった。

 「どうも〜!掃除で遅れちゃいました!」

 「九ノ瀬先輩じゃないっすか」

 「さっき廊下越しに聞こえたんですけど蒼くん学年3位なんですか!?さすがすぎます!」

 「そんなに大きな声だったか·····?なんか恥ずかしいな·····」

 「九ノ瀬先輩はテストどうだったんすか」

 「私は27位でしたあ·····ケアレスミスが多かったですねえ」

 いやいや十分じゃないか。本当に咲良ちゃんは頭が良いみたいだ。覚えておこう。

 「みんなあ〜!聞いて!」

 ガチャっとドアを勢いよく開けたのは成瀬先輩。

 「テスト最下位じゃなかったの!ビリから10番目〜!」

 「えー!成瀬先輩がビリじゃないんですか!」

 「マジっすか!?成瀬先輩やったっすね!」

 成瀬先輩がビリじゃんないだけでこの喜びようはなんだ。

 「えへへっ!みんなのお陰だよ!ありがとっ!」

 「これで安心して文化祭迎えられますね!」

 「うん!本当にありがと!さくちゃんのアイデアがあってこそのビリから10番目だよ〜」

 「久しぶりに今夜オンラインゲームしましょ。成瀬先輩」

 「上澤くんもちろんだよ!やったやった!ゲーム〜!」

 この3人を見てるとほっこりする。異世界でのんびりスクールライフも悪くはないな。

 

 

 この時までの俺はそう思っていた。

 

 

 

すみません投稿遅れに遅れました。ストックなどないのです。課題、課題、テスト、課題、テスト、スプラ、第五人格で忙しかったんです。最後のふたつは完全にゲームですね。小説書きます。良ければ☆5、レビュー、感想、ブックマークお待ちしております!投稿ペース、モチベに繋がります!ぜひ!

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