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王族及び貴族会議

ローレン家。それは王家に使える貴族。王政に最も権力が届く貴族。だが、自らが王になることはなく王の側近(そっきん)として、(なが)(つか)えていた。

しかし、その実は今の王政を壊し、(たみ)から国を作ろうとする[レジスタンス]の代表。



今月の王族及び貴族会議

「ローレン家当主よ、新たな政策をしようと思うのだな。そこで吾輩が思いついたのは税を増やすことなんだな。」

小太りのいかにも馬鹿と付きそうな王が新たな政策を伝える。

「失礼ですが王よ、民はこれ以上の増税を望んではおりませぬ他の政策を考えるのが得策だと思われます。」

その意見に他の貴族も乗っかる。

「そうですな」「ローレンの言う通り」「しかし、税は増やさなければ」「賛成だ」「綺麗事を言いおって」など様々。基本的には支持されている。


しかし最後に聞こえた、いや聞こえるように言ったのであろうその言葉はローレンに刺さった。

「綺麗事とおっしゃいましたかな?ゴードン殿」

「ああ、その通りだ皆が愛する民の味方よ」

皮肉を含めた言い方だった。

「王の御前ごぜんであるぞ!騒々しい!」

大臣の大きな声がこだまする。

「失礼。王よ発言の許可を頂きたい」

王は首を縦に振った。

「我々貴族は民なしでは何もできないのです。これはガルシアにおいて最も重要視されていない件だと思っております。民ありきの我々なのです。ここを勘違いしてはいけないのです。」

多数の共感するような表情を浮かべる者達。ゴードンを中心にいぶかしげにする者達…。

それに対して王は

「ローレン家当主の言う通りなのだ!」

これにて会議は終了。ローレンの心はパンク寸前だった。理由は後ほど語られるであろう



大路地を抜け目の前に見えるのは大がつくほどの豪邸。

「リィここは…??」

「ローレン家よ」

いつか僕もこれぐらい創ってやる!と想いを描いたハルカであった。




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