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勘違いで始まった決闘①

「我が愛娘まなむすめを狙う小童こわっぱが!二度と近づけぬようにしてくれるわ!!」

まるでRPGゲームの最終章のボスに出てきそうな雰囲気をまとうリィパパ。彼は木刀を両手に持ち二刀流で戦うらしい。


大豪邸の大きな広場での決闘。まさか、人生で決闘なんてする日がくるとは……。


ケンカなら姉貴にメチャクチャ仕込まれたけど、ケンカとかじゃないからな~…。

だってよく見たらリィパパ服の下ムキムキだもん胸筋とかパネェもん。

超絶不安なんですけど。


「ハルカ!父様はこの国で三本の指に入る魔法戦士よ!」

「こ、この国で三本…!?」

嘘だろ…リィめ、始まるタイミングでなんてカミングアウトだ。

「リィ……俺死んだりしないよね?」

三本の指の人怒らせっちゃってるんだよね?これ?

「頑張るのよ‼」

無責任な言葉を吐くリィ。あとでお仕置きしとこう。絶対に。

「準備はいいか!」

くそっ、やるしかないのか。[創造]で木刀を。

「ほう…?奇妙な魔法を使いよる、しかも無詠唱ときたか小僧のわりに出来るようだな」

やはり僕の魔法は普通じゃないようだ。


リィパパは三本の指に入る魔法戦士、ただの木刀ではすぐに折られてしまうだろう。刀身とうしん一本鉄てつのぼうを埋め込み形状は日本刀にする。割と丈夫なモノになったと思う。これなら…

「見届け人はメイド長のわたくしバーベラが致します。ルールは相手が負けを認める、もしくは相手に認めさせるのどちらかです。それでは…」

メイド長のバーベラさんが服のポケットからコインを出す。

「このコインが落ちた瞬間に開始です。」

と、コインは宙に舞った。

そして

刀が交わった。





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