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第0.5話

私が手をかざしている子猫から、淡い青い光が放たれている。


少し前に命を落としてしまって、動かなくなってしまった子猫。

私の家の前でぐったりとしていた。それを拾った時には、まだ少し温かかったのに。


「生き返らないよー!」


子猫にかざされた手はそのままに、脚だけでついつい、ジタバタともがいてしまう。


やっぱり、私には無理なんだろうか。


ネクロマンサーになるだなんて。


けれど、こっちにも引けない理由があるんだ。絶対ネクロマンサーになって──


「──お嬢様」


諦めそうになっていた自分を鼓舞していると、後ろから声が降ってきた。


「夕飯の支度ができましたけど………どうかなさいました?」


うちにいる執事(多分)の春崎はるさき しゅうが訝しげな顔をする。

私が慌てて猫を後ろに隠したからかな。


「な、なんでもないよ!」


「そうですか」


動揺して声が裏返ってしまったけど、収は特に興味もなさそうに言って、踵を返した。



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