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名も無い英雄たちの物語  作者: 綺鳴 麗音
8/8

悩み

「うーん……。」

「ん? どうかしたか? 少年。」

「いや、何でもない。」

「そうか。」

そんな会話をした覚えがある。

何でもないわけあるか。こちとらめっちゃ悩み抱えとるんじゃこら。

そんな感じで頭を抱えていた。

昨日シオンにチョコレートをぶっかけたお店が謝罪として1晩お店に泊めてくれたのはいいが、僕には悩みがある。ありすぎる。ちょっと悩みをリストにしてみたから見てくれないかな?


・シオンにプレゼントどうやって渡そう


前言撤回悩みなんて全然なかった。むしろシオンにあげるプレゼントをどんな感じで渡そうかと考えるのがメインだった。

「おじさん?まだ悩んでるの?」

そんな脳天気な声が聞こえてきた。いつもならこのちびっこがいい案を出してくれるのだが。

「なぁちびっこ。お前だったらこういう時なんて言って渡す?」

「え?俺?俺人にプレゼントとかしたことないからわからないよ。」

本日二回目の前言撤回ですねこれは。

というかお前がプレゼントしろとか言い始めたんだろ。

「うーん。そっかぁ。」

そんな本音を押し込めて相槌だけうっておいた。

今日はシオンが街で買い物をしたいと言うから、旅は一旦お休み。こんな日にこそ。草むらで日向ぼっこしてみたい。したことないけど。

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