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世界の理

とりあえず僕は道なりに丘を下り、街へと向かった。

僕はよく歩いている最中に考え事をする。

ここは何処だ。外国?それともまた精神世界か?

取り敢えず。取り敢えずだ。

街に行って文字や文化や言葉を見聞きすればこれはハッキリする。

次だ。

数秒前に僕は産まれた感覚があった。だが、それは虚偽の感覚であるかもしれない。


それに人間誰しも産まれた感情なんて体験しても忘れてしまう。

何故ならば、赤子だからだ。


ならば、状況理解能力があり、なおかつ産まれた経験がある者。

つまり僕は産まれたのだ、この世界に。


証明終了。


飛躍理路も終わったところで城壁のような外観をした街を見据えている僕。

すなわちこれは好機。城壁には大きめの関所が鎮座していた。

ここが外国なら大使館もあるだろう。大丈夫だ。


だが脚が動かない。


恐怖と不安でガッチガチに固まっていた。僕にはしばしばこういうことがある。


リスクに怯えて行動を起こせないし起こさない。


そんな自分が嫌いだ。大嫌いで大嫌いでヘドが出るのだ。

だが決断無しには結果はついてこない。


その結果が望もうと望むまいと。





僕は勇気の一歩を踏み出した。


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