感情の汗
今とは何処に有るのだろうか。
過去は遠ざかって未来は近づくのか。
僕らが感じる事が出来るのは今だけなのだ。
時間は概念。
未来は妄想。
過去は記憶。
僕は………今を掴みとる。
生まれて初めて感じたのは醜い自分だった。
いや、二度目の人生とも言える。
二度目ならば。より良い自分を創りたい。
だから………こんな妄想を垂れ流すのは今日で終わりだ。
僕は目を開いた。久しぶりの光で感動した。
暫くは目が慣れずにぼんやりとした景色で………。
僕は。
横たわっていた。
体が馴染まない。
だが、だが。
感覚が………ある。
僕は、生きている。今を、自分を掴みとったんだ!
どうにか上半身を起こして、力の入らない脚に力を入れて、僕は今日を歩く。
僕は、丘の上の舗装のない土の道にいた。
人工物の街と、灰色の空が張り付いていた。
僕のいた現代とは違う。
景色もそうだが、一番の判断基準は僕の感情だ。
スッキリとした何とも言えないおぼろげな自分がいたんだ。
嬉しい、それを誰かに伝えたい。その欲望が僕の全身を駆け巡った。
「…………ありがとう!!!生きるのは素晴らしい!!!!!!………………僕は………!僕は生きているぞ!!!!!!」
歓喜の生を謳歌するのだ。僕は……!!!
異世界に来ました。
段々モチベーションが落ちてきてしまいました。もっと頑張って更新していくのでよろしくお願いします。