第1章 あらすじ
中島隼人はどこにでもいるようなしがない大学1年生だ。夏休みのある日、VRシミュレーションRPG「クリエイティブファンタジー」の自作MODを作っていた。
隼人は動作確認を行うのだが、ゲームの世界に転移してしまう。だが隼人はバグとしか思わず、「チュートリアルクエスト」を進める。
クエスト完了後、隼人は行商を始めるが、途中で護衛に雇った部下たちの反乱に遭う。かろうじて返り討ちにしたものの、この世界がゲームの世界だと気づき、脱出できない事を知る。そして「初めて」殺人をした事で隼人の精神はすさんでしまう。
その後隼人は1人で行商を行い、闘技場に出場して「闘技場の殺し屋」の異名をとる。
そんな最中、アーリア王国侯爵、バイエルライン・フォン・エーリカに出会うが、剣を合わせて試合をしたことでエーリカから見限られる。
その後、隼人はノルトラント帝国貴族に強制徴募される。隼人はやむなく従軍するも、エーリカの軍勢と交戦、隼人達は敗走し、隼人は何とか隊をまとめて撤退に成功する。
ノルトラント貴族の領地に帰還した隼人は部隊を取り上げられ、新設の部隊を任される。それは女だけで編成された部隊だった。ここでミコヤン・カテリーナを部下とする。
再編成を終えた隼人達は再び戦場に向かい、再びエーリカ隊と交戦する。またもや隼人達は敗戦し、今度は無事の撤退を条件に隼人はエーリカと決闘をする。決闘に勝った隼人はエーリカに惚れこまれ、勧誘されるが、部下達を故郷に返すために断る。
だが後退する隼人達が見たものは味方の村を略奪する親部隊の姿だった。それを見た隼人はナスロヴォ・ナターシャ、ナスロヴォ・カチューシャの姉妹を救出し、ノルトラント貴族を暗殺する。そして有志とともに再び行商を開始する。
行商の途中に立ち寄ったノルトラント帝国首都、ノースグラード付近で、はるか遠く敷島国から放浪していた一条桜、近衛梅子、近衛熊三郎達に助太刀する。桜は敷島国の王女であり、クーデターから逃れて放浪していたのであった。3人はこれも何かの縁と隼人達の隊商に合流することになった。
その後、ノルトラント帝国のロストフでマリブール領主、スペンサー・マチルダ子爵と出会う。マリブールは隣のセダンの領主から経済制裁を受けており、隊商が必要だった。隼人はマチルダの依頼を快諾してマリブールとロストフを往復する。途中セダンの領主がまとめた盗賊団と交戦するが、これを退ける事に成功する。
その後隼人達はガリア王国に入る。首都のロリアンではルブラン家に嫁に出されそうになって逃げてきたレンヌ・セレーヌが合流する。さらに近くの都市、サン・ローでは略奪された隊商の幹部だったスミス・セオドアが合流する。
ガリア王国を出た隼人達はエーリカの領地であるケルンに向かい、エーリカと再会する。
さらにアーリア王国を南下した隼人達はコンキエスタ教皇領を経由してタラント王国に入る。その途中吟遊詩人のシュタイナー・パウル、学者で技術者のフランコ・アントニオ、聖職者で農学者のサモラーノ・エレナが合流する。
タラント王国ではセネカ・アエミリアとフィッシャー・アルフレッドが合流する過程でタラント王国と敵対する。辛くもタラント王国を脱出した隼人達はマリブールやケルンを再訪し、以後はガリア王国周辺で行商を行うことに決める。
しかしその矢先、サン・ロー付近で盗賊団に襲われるガリア王、レンヌ・アンリを救援したことでセレーヌの素性が知られ、隼人はアンリ王の下で男爵として仕えることを強制される。こうして隼人は貴族になった。




