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第115話 ケルン解囲戦

 帝国歴1799年7月10日、ノルトラント帝国が滅びる日の朝、隼人が直率する第2ロマーニ帝国軍主力はケルンまであと1週間のところまで進軍していた。


 「アーリア王国軍は5日前の時点で8万まで兵力を増している。それも徴収兵ではなく、本国からの増援だ。アーリア王国内戦は膠着状態だが、ケルンを包囲した西進派を見て日和見主義者が旗色を変えたようだ」


 梅子が最新の情報資料を提示する。そしてさらに味方の情報に移る。


 「味方は、バウアー伯爵らアーリア王国からうちに加わった将兵3万がケルンに籠城している。我が軍の貴族部隊はケルン攻囲に間に合わず、敵中突破も難しいため、近くの山に野戦築城を行い、籠城している。数は2万5千。兵糧については、ケルンには十分な蓄えがあるし、貴族部隊もケルンに兵糧を運び入れる予定だったので、長期の籠城が可能だ」


 「その兵糧、ちゃんと金で支払ったんだろうな?あの周辺はほぼ我らの勢力圏だ。略奪は困るぞ」


 梅子の報告に隼人が質問する。


 「貴族部隊とはいえ、我が軍直轄の主計士官が同行しているし、マリブールで戦費も受け取っているはずだ。そこらへんは抜かりなしだ」


 「ああ、主計士官の報告ではちゃんと対価を支払ったと上がっている。着服その他不正は今現在の議題ではないだろう」


 エーリカが梅子に代わって答え、梅子がそれを是認する。

 貴族部隊は貴族の私兵を集成した部隊なので、装備、練度、規律が均一ではない。また、主計士官も立場が低いため、隼人が後ろ盾していても、貴族に強く出られれば不正を完全に排除する事は難しいだろう。

 だがこれらを精査する事は憲兵司令部の仕事であり、よほどでない限り戦後に処理すべき案件だった。


 梅子が報告を続ける。


 「敵軍の指揮官だが、リンデンベルク侯爵とシェンク侯爵が指揮しているようだ。ただし、配下の伯爵らも発言力が強いらしい」


 「リンデンベルク侯爵とシェンク侯爵は仲が悪い事で有名だぞ。これのせいで西進派が求心力に欠けたと言うほどだ。まあどこの派閥も同じ事情を抱えていたが。それにしても2人が指揮官をしていてよく軍がまとまるものだ」


 梅子の報告にエーリカが捕捉する。2人は共に侯爵。どちらかがどちらかの指揮下に入る事ができなかったのだろう。指揮下の伯爵の発言力が強いというのも、水面下でお互いが引き抜き工作をしているからではあるまいか。

 何にせよ、敵の指揮官が複数いるという事は我々にとって有利だ。指揮官は1+1=2にはならない。指揮官とはつまるところ、意思決定機関である。2人で方針を違えれば意思決定が遅れる。そして意思決定が遅れる事はそのまま状況不利に直結し、兵の命に直結する。軍隊に民主主義が存在しない理由でもある。政治には時間の猶予があるが、軍には即断即決が将兵の命に直結するのだ。兵は拙速を尊ぶ、だ。


 「敵の可能行動についてだが、包囲を解いて全軍で我が方に決戦を挑む。一部を攻囲に残し、残りで我が方との決戦に挑む。籠城中の我が方を力攻めして撃滅後に我が軍と対峙する。といったところですか」


 「最後の選択肢は最悪だな。俺だったら攻囲を解いて防御に適した場所まで後退する。力攻めは成功するかどうかは博打だし、仮に成功しても決戦前に兵力を損耗する。攻囲しながらの決戦は兵力が足りん。最悪、打って出た我が軍に3方から攻撃される。自分の勢力圏まで後退して籠城、という手が一番かもしれん」


 梅子が列挙した敵の可能行動をエーリカが分析する。


 「常識で考えたらそうなるな。しかし相手は指揮官が2人で仲が悪いとなると、どんな策を講じるか分からん。専門家は動きが予測しやすいが、素人は動きが読めん。今回の場合、政治と内部の権力闘争も関係するから、素人以下の動きをしてもおかしくはない。楽観はできないが、敵の動きを軍事常識だけで判断する事はできんだろう」


 エーリカの分析に隼人が異議を唱える。


 「では隼人、敵はどう動き、我々はどう動くべきだ?」


 「敵の動きを予測する事は諦めよう。ゆえに我々が最も困る動き、つまり敵の撤退を阻止したいところだ。とはいえ、ケルンの東は大陸海で、我々にはそこの制海権がない。できるだけ早くケルンに到着するしかないな」


 「時間は敵に味方するからな。では行軍を早めよう。敵が対策を打つよりも早く動かねばな」


 梅子の質問に隼人が答え、エーリカが捕捉する。エーリカは戦場の天才なので、こういう時にすぐに隼人の意図を理解してくれる。


 「その通りだ。我々はケルンに向けて行軍する。行軍隊形のまま、索敵を密にせよ」


 「「「了解!」」」


 隼人の言葉に本陣に詰めている諸将が答える。後に彼らの中から歴史に名を残す人物も出てくるが、今はまだ若く、経験も浅い。そして何より隼人とエーリカの才覚を知っているので、少なくともこの2人に意見する事はまずない。今は2人から軍事の叡智を盗んでいる最中だ。

 もちろん、隼人は彼らを育成する気でいるため、折を見てエーリカと論文を共著し、彼らに頒布している。これらの論文は隼人の死後に編纂され、『総力戦論』、『戦争論』、『作戦論』、『戦術論』、『軍事覇権論』などが数百年にわたって軍事関連論文の金字塔となるのである。




 12日の昼。ケルン攻囲陣では北方より第2ロマーニ帝国軍10万が迫るとの斥候からの知らせを受けて、議論が紛糾していた。


 「ここは攻囲を解いて全軍で北上、迎撃に向かうべきだな」


 そうリンデンベルク侯爵が発言すると、シェンク侯爵が異論を唱える。


 「全軍で、となるとケルンに背を向ける事になる。ケルンとその西に籠城している兵力は合わせて3万以上。連中に背中を襲われては目も当てられん。ここは一刻も早く眼前の敵を撃滅し、しかる後に決戦に挑むべきだ」


 「眼前の敵を撃滅とは言うが、先日の力攻めで貴公は敗戦を喫したではないか。それに籠城する敵がのこのこ出てくるなら大いに結構!野戦で撃滅できる好機だ」


 「先日の失敗は貴公が兵を出し惜しんだからだろうが!中途半端な攻め方をするからこのような事態に陥ったのだ!であるから今度こそ総攻めで有利な態勢をとるのだ。ケルンまで落とせばそこに籠城する事さえ可能だ」


 「確かにケルンの城壁はこれまでの攻撃で一部崩れている。それは認める。だが敵将はあのバウアー伯爵だ。しかも数は最大で5万との見積もりもある。短期間で落とす事は不可能だ」


 「それだけの兵がいるならとうに我らに攻めかかっていよう。ゆえに敵はそれほど数がいるわけではない。あとひと押しなのだ!今こそ眼前の障害を取り除くべきなのだ!」


 「それで兵力を損耗し、敵を迎え撃つと?正気の沙汰とは思えんな」


 「前後から敵に挟まれる方がよほど愚かだと思うがな」


 リンデンベルク侯爵とシェンク侯爵の意見が対立する。配下の貴族達も己の立場から好き勝手議論をぶつけ始める。軍議が始まって1時間半が過ぎると、もはや議論ではなく感情が多分に入った罵り合いになっていた。

 それからさらに1時間半が過ぎて、1人の貴族が休憩を提案するまで、不毛な中傷合戦が続いた。


 そこから先は引き抜き工作だ。勝利の暁の領地の確約、現金、縁談と何でもありだ。もはやアーリア王国軍は軍事組織ではなく、むしろ政治団体に近い動きをしていた。午前中に軍議という名の罵り合いに、午後の汚い引き抜き工作。伯爵以下の貴族はコロコロとその意見を変えた。これが15日まで続き、結論は全く出なかった。


 「もう、だめだな……」


 先日休憩を提案した貴族が腹心に聞こえるように夜空につぶやく。腹心は何も言わない。すでに軍の方針が政治案件になっているので、軽率な発言ができないでいた。


 「お前はすぐに領地に帰れ。表向きは追加の援軍を出させる伝令だ。息子には第2ロマーニ帝国軍が現れたら交戦せずに直ちに降伏しろと伝えろ。息子はまだ若い。お前が支えてやってくれ」


 「……!?それでは閣下は!?」


 「敵に背を向ける事も、寝返る事も家訓に反する。私は家の名誉を守る。息子には家を守るように伝えてくれ。泥をすすっても家を残すのだ」


 「閣下も離脱なされては?」


 「ははっ。臆病者や卑怯者など、誰が重用するものか。私も、家を守るために死ぬのだ。だから息子にも、家を守るために生きよと伝えろ」


 「……了解しました。私は、閣下に仕えられて光栄でした」


 「……頼んだぞ。まあ、戦ったからといって死ぬとは限らん。勝利するかもしれんしな。その時は援軍を率いてくれ。息子の初陣だ」


 「……そうですな。ではまたお会いできる日を楽しみにしております」


 「私もだよ」


 腹心は頭を下げて馬の下に走る。


 「……愛しの妻よ、息子よ、娘よ。すまないな」


 彼の家は後に代々武官を輩出し、その多くが将官まで昇りつめるが、彼自身は還る事はなかった。




 16日の昼過ぎ、隼人率いる第2ロマーニ帝国軍主力はケルンの北方10キロに達した。ここで戦闘隊形に陣容を変える。敵の夜襲に備えつつ翌朝決戦となるだろう。隼人の眼前では配下の将兵が戦闘準備に走り回っている。

 そしてさらに先を見やると、ケルンの西に築かれた貴族部隊の陣地に敵が攻め寄せていた。その一方でケルンを包囲する部隊は一部を攻囲に残し、北上の構えを見せている。


 「この期に及んで統制がとれていないのか……。これではまともな戦闘になりそうもないな」


 「俺の祖国ながら情けないが、もし統制がとれるようならすでにアーリア王国が天下をとっているさ」


 隼人の呟きにエーリカが嘆息する。


 「しかしアーリア王国軍は精鋭だ。しかも統制がとれていない現状、どんな動きをするか予測不能だ。警戒はすべきだろう」


 梅子がすでに勝っている気でいる隼人とエーリカに釘を刺す。


 「わかっているさ。しかし現状、警戒すべきことは夜襲くらいだ。最低限の陣地を築いたら兵達をよく休ませてやってくれ。戦闘はおそらく今夜から翌朝午前中までだ。寝れる者は今のうちに寝させておけ」


 「わかりました。伝えてきます」


 本陣に詰めていた何人かの将校が伝令に向かう。


 「俺も寝ておくか。エーリカと梅子はどうする?」


 「俺も寝ておくよ。本番を逃したくないからな」


 「では拙者は起きておこう。万が一もあるしな」


 「ありがとう、梅子。先は長いから気を抜いておけよ。責任者が気を張っていれば兵も休めんからな」


 「ああ、そうするよ。おやすみ、隼人、エーリカ」


 「「おやすみ」」




 日付が変わって17日の夜半。眠りについた梅子から指揮を引き継いだ隼人は神経を研ぎ澄ませていた。敵が動くならば今しかないからだ。攻撃するにせよ、戦場から離脱するにせよ。

 幸いにして、敵の後方に送った斥候からは敵の動きは報告されていない。戦場を離脱するつもりはないようだ。考えてみれば、ここで退けば西進派の面子が丸つぶれになるのだから、当然ではある。ならばこの兵力差を覆すには夜襲というのが最もスタンダートだろう。


 そう思案しているうちに、突然発砲音が響く。それから連鎖して戦場騒音に発展していく。隼人は迫撃砲を開発しておけば照明弾を用意できたのにな、などとどうでもよい事を考えながら、すぐに確認するように全軍に司令する。

 今夜は全員夜襲に警戒するように命じてあるから、勘違いの可能性も否定できない。だが本物ならすぐに対処しなければならない。当面の処置として発砲している部隊に予備隊から少数の増援を送る。


 30分ほどして戦闘中の部隊の全容が判明する。かなり数が多い。敵の規模も数百から数千にいたるまで様々だ。


 「多いな」


 エーリカがボソッとつぶやく。


 「ああ、この暗さだ。それに警戒して気を張り詰めている最中だ。本物はもっと少ないはずだ」


 「では警戒を命じたのは逆効果だったのか?」


 起きてきた梅子が質問する。


 「いや、奇襲されるよりははるかにマシだ。ただ、本格的に動くにはまだ時間が必要だな」


 隼人がそう言ったきり、隼人とエーリカは押し黙る。

 本陣には野戦電話や伝令により報告される敵情が味方陣地の書かれた地図に書き込まれていく。


 そしてさらに30分が過ぎた。敵との交戦報告のうち、およそ3割が勘違いだったらしい。


 「そろそろだな。騎兵を除く予備隊を全部交戦中の部隊に割り当てろ!騎兵は追撃に備えよ!……それにしても数千規模での夜襲が複数か。さすがアーリア王国といったところか」


 「これでも練度は落ちたものだ。120年ほど前の戦いでは1万人規模の夜襲をやったらしいからな」


 自信満々の表情で言うエーリカの余裕はかつての祖国の栄光の自慢なのか、それとも夜襲に対応できた自分と夫に対する自信なのか。


 「騎兵で敵の側背を攻撃しないのか?」


 「夜戦で機動戦に持ち込むと同士討ちが怖い。それに、我々が敵の全てを把握しているとは限らんからな。敵の最後の一手に対処できる予備隊は必ず確保しなければならない。もちろん、決戦時期にはこちらから止めを刺す部隊として全力投入する場合もある。しかし今回は夜だ。状況を十全につかめん。予備隊を全部使ったあとで敵の奇襲隊にここを襲われたら詰む」


 梅子の質問に隼人が今回の戦と予備隊の使い方について解説する。彼女は最近はもっぱら情報畑を歩いているため、軍の運用には疎くなっているのだ。その代わり全般情報の整理、分析能力は梅子自身の才覚もあり、第2ロマーニ帝国随一だ。




 戦いは彼我の状況が錯綜する中、夜が白けるまで続いた。アーリア王国軍はこの夜襲で奇襲効果を得るために鉄砲を持って行かなかった。その結果戦線各所で激烈な白兵戦となり、双方にそれなりの被害が出た。

 だが太陽が顔を出さんとする払暁の今、逆に各所で第2ロマーニ帝国軍の射撃の的になっている。夜襲で第2ロマーニ帝国軍の陣地を突破できず、かといって撤退の決断も遅れた故の悲劇だった。


 「騎兵隊は敵の側背を攻撃、その後、追撃戦に移行せよ。一兵も逃すな!」


 隼人の命令が待ちわびていた騎兵隊に下る。騎兵隊は各陣地から躍り出て敵を蹂躙する。鉄砲の射撃にさらされて崩壊しかかっていたアーリア王国軍の士気がついに崩れる。午前9時までにアーリア王国軍夜襲部隊の全てが降伏し、長く続いた夜戦が終結した。アーリア王国軍の喪失は死者、捕虜を合わせて夜襲部隊の全て、1万2千に及び、第2ロマーニ帝国軍の損害も死傷者4375に及んだ。


 そして眼前に広がるのは1万5千の攻囲軍に突破攻撃をかけるバウアー伯爵軍。1万の攻囲軍を突破、追撃中の第2ロマーニ帝国軍貴族部隊。そして7キロの距離まで接近していたアーリア王国軍本隊4万3千だった。兵力差は倍。さらに後方からの脅威にさらされているアーリア王国軍に、勝ち筋はもはや見いだせなかった。


 隼人は全軍に攻撃前進を下令する。砲兵は今回射程外にあり、射撃陣地構築も間に合わないので、援護の歩兵とともにただ進むだけだ。今回は歩兵と騎兵だけで片が付く戦になりそうだ。

 アーリア王国軍からは勝機なしを見て戦場を離脱にかかる部隊や、バウアー伯爵軍や貴族部隊に降伏する軍勢も出てきた。完全に接敵した午前11時には敵は3方から包囲され、その数を3万弱まで減らしていた。後は意固地になって戦場に踏みとどまる勇士のみである。


 午前11時半、隼人は歩兵隊に射撃を命じる。アーリア王国軍も射撃を受けて、座して死を待つよりはと、隼人率いる第2ロマーニ帝国軍本隊に突撃を敢行する。そしてそれを両翼から包み込む騎兵、後方より襲い掛かるバウアー伯爵軍と貴族部隊。

 戦いは1時間ほど続き、全ての指揮官、つまり貴族、騎士が死傷して戦いは終わった。降伏時のアーリア王国軍の数は1万7千であり、その半分が負傷者であった。第2ロマーニ帝国軍の死傷者は夜戦時を含めて全軍で7534。いかに精強であれど、指揮系統が統一されていないと戦力を発揮できない。その事をまざまざと見せつける戦いであった。

 最近の敵がどうもポンコツ過ぎる……。隼人軍が技術で優っている事も原因だけど。敵の欠陥がとかく多すぎる。まともな敵と戦いたいが、敵軍の政治的制約やらなんやらが多すぎる……。

 次回の戦闘はコンキエスタ教皇領軍とタラント王国軍の混成軍との決戦の予定。大敵との戦いだけど、敵の不協和音の描写も避けられそうもない……。もっと駆け引きのある戦闘を書きたいものです。包囲網打倒の後の戦いが勝負かな。それまでに筆者の文章力、発想力も鍛えないと……。

 ちなみに次話で決戦まで書けるかは不透明です。戦闘までに1話挟むかも。

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