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とある少女の日記より(プロローグ)
「小説。
それは作者による虚構の物語として定義されています。
しかし、実際には違います。
小説の世界は作者によって創造され、この世界からは見えないだけで存在はしているのです。
この世界からは見ることも触ることもできない異世界として。
決して交わることのない異世界として。
急に何故この様なことを日記に書き出したかというと長くなるので端的に書きますが・・・
かつて、私はその決して交わることのない異世界に迷い込んだ経験があり、その経験を忘れない内に書いておこうと思ったからです。
確か、あれは高校一年生の夏休みの頃、不思議な本屋に立ち寄ったことから始まりましたーーーー」
ーーーーーーーとある少女の日記より抜粋
取り敢えずプロローグ投稿です。