16.どんな事をしても守ります
ちょっと気鬱な展開です
元は母さんの畑だった。でも、兵隊さんが踏み固めてしまって見る影もなくなっちゃった泥んこの場所を走り抜けて、真っ白な樹皮の木がまばらに生えてる林の中を西に向かって走る。
いつもなら畑の間にある道を通るけど、なにも植わってないから、私の畑までこっちを突っ切るのが早道。
林に抜けようとしたところには母さんが作った柵があって私の足を止めようとするけど、ずっと走ってきたし、ここはなだらかに下った斜面。
速度は十分。
「ふっ!」
お腹に力を入れて、息を吐きながら、じくじく痛む右足で思い切り踏み切って、柵を飛び越える。
右足は踏切の時の痛みで力が入らない。
そのせいで両足で踏ん張れないから、まともに着地なんか出来なくて、ごろごろ転がる。
それでもなんとか勢いを殺そうって両手を地面に向かって突き出した。
止まれないままずるずるとすべって、突き出した腕はそこらじゅうに落ちてる小さな枝とか地面に擦れて、擦り傷とか切り傷とか。
なんだかよくわからない痛みに身体をこごめて。それでも、ちっとも止まれないまま、前に前に行こうとする私は、地面に顔から突っ込んだ。
泥とか小枝とか、とにかく色々な物で服はぐちゃぐちゃちゃ。口の中とかほっぺとかもあちこち切れてる。
ちらっと右足を見たら、傷口が開いちゃったのか靴もじんわり赤く染まってた。
でも、そんなの気にしてなんかいられない。
兵隊さんたちよりも早くきゅきぃさんに会わないと!
会って、急いで逃げるように言わないと!
「……きゅ……きぃさ、ん!」
目一杯の速度で走りながらだし、ちっとも整わない呼吸に邪魔されてきれぎれの声しか出ない。
それでも、精一杯の声で私はきゅきぃさんを呼んだ。
まばらなのにお日様の邪魔をする真っ白い樹皮の木が風に揺れて、その音は私の声をかき消してしまう。
耳元に心臓があるのかと思うくらいどくどくいう鼓動の音が、私の聴覚を支配する。
「きゅ、き……さ、ん」
気持ちばっかり焦って、もう声も出ない。
喉の奥が詰まるみたいに苦しくて、少しずつ鈍くなる足で、でも一生懸命走って数分。
あの時の狼のせいなのか。それとも兵隊さんたちが踏み荒らしちゃったのか、ぐちゃぐちゃになった私の畑が見えてくる。
それで私はようやく速度を落とした。
汗でおでこや首筋にへばりついた髪がうっとうしい!
柵を飛び越えるときに転んだときドロドロに汚れた袖口で額をぬぐいながら辺りを見回す。
遠くで声は聞こえるけど、兵隊さんの姿は見えない。
ペースも考えないで走り続けたせいで痛む胸を押さえながら、畑の脇にある小さな納屋に――隠れられるところなんてほとんどないから。
でも、中には誰もいなくて、三日前に私が狼に襲われた時のまま。敷き藁に少しだけついた血の臭いだけが残ってる。
私が求めてる人の気配はなかった。
「……きゅ……き、さん!」
ぜーぜー言う呼吸が邪魔で、せっかく教わった名前がきちんと発音できなくて、それが悔しくて、涙で視界がぼやけた。
それに右足がちぎれそうなくらい痛くて、もう走れそうになかった。
なにか身体を支えるものがほしくて、畑に散らばった細い竹を手に取る。
バマナさんが。
きゅきぃさんに殺されてしまったバマナさんが採ってきてくれたその細い竹はしなやかで。けど、しっかりと私の身体を支えてくれた。
竹を杖にして身体を支えながら、今度は湧水のところに向かう。
もう心当たるところなんかないから。
「きゅきぃさん!」
近くにいたらきっと聞こえる。そう思って、深く息を吸うとまだ痛い胸に力を入れて、精一杯の声で呼びかける。
この湧水もそうだけど、私の家のある小高い丘で水を汲める場所はそんなに多くない。
だから、きゅきぃさんは私の声を聞いたらきっとここに来る。そう信じるしかない。
だって、いまこの小さな丘にいる大勢の人の中で、きゅきぃさんの名前をちゃんと発音できる人なんて私しかいないんだから!
使い慣れない杖と痛む右足。それに限界まで酷使した私の身体は全然いう事をきかなくて、いつもなら五分とかからない距離にある水場に辿り着く頃には、お日様がもう頭の上まで上ってた。
夏至の次の日。
一年で一番元気なはずのこの世界の太陽の弱弱しい光が、高く茂る木の葉の間から漏れて、何枚か大きな岩の積みあがった隙間から染み出す水をきらきら光らせる。
それは本当に綺麗で。でも、その綺麗な世界に気持ちの糸がぷつんと切れた。
身体中から力が抜けて、お尻をぺたんと地面につける。
手からこぼれてしまった竹がカランと音を立てて転がる。
お日様がてっぺんになる前に帰って来いって父さんが言ってたけど、もう立ち上がる事もできない。
もう、声も出ないよ……。
「ふぅ、ぐ……」
名前を呼びたいのに。声を上げて泣きたいのに、綿でも詰められたみたいに喉の奥が詰まって、口からこぼれるのは気持ちの悪いうめき声だけ。
その内、涙がぼろぼろこぼれて。
それが止まらなくなって、そうしたら「うぇー」って、自分でも情けなくなるくらい格好悪い泣き声が、まだ痛い胸から拭きこぼれるみたいに出てきた。
もう顔を上げるのも億劫で、涙がぱたぱたと下草に覆われた茶色い地面に落ちるのを見てたら、視界が急に暗くなった。
(雲、出てきたのかな?)
空を見ようとして顔を上げた私を見下ろしていた、赤い大きな目と視線が合う。
「とれ、ナク、ナイ」
「きゅきぃさん!」
三日前、私を助けてくれた時よりもひどい傷――銃で撃たれたり、切りつけられた傷をあちこちに負ったきゅきぃさんは、私の前に跪いて。
たどたどしい発音で、きっと泣かないでって言うきゅきぃさんは、そっと私の頬を撫でて、その細い指で涙をぬぐってくれた。
そんなきゅきぃさんに私はぎゅーってしがみつく。
身体のどこにそんな力が残ってたのかなって思うくらいぎゅっと。
ひゅーひゅーとどこかで漏れるみたいな息遣いですごく苦しそうなのに、私の気持ちが落ち着いて身体を離すまでそうしててくれた。
「ごめんなさい、トレのせいで……」
罪悪感とか会えた嬉しさとか。色々な気持ちを吐き出すみたいに、けど息苦しくてもどかしい喉の奥に力を入れて、謝罪の言葉を口にする。
通じる訳なんかない言葉。
「ハイ、アリガトウ」
でも、私の眼をじっと見ながら、きゅきぃさんは大きな口をにーって開けて笑いかけてくれた。
許してもらえる訳なんかない。
きゅきぃさんが大怪我をした原因は、私が父さんに話した事と無関係じゃない。
それにバマナさんをきゅきぃさんが殺してしまったのも。
どうしていいのかわからない。言葉にすることもできない。というよりも伝える言葉がわからない気持ちに苛立って、私はもう一度きゅきぃさんにぎゅっとしがみつく。
きゅきぃさんの傷口はまだ新しくて、血の臭いと、なにか焦げ臭い。
「きゅきぃ、いえ、こども、ある。ぎゅあぎゅぐあ、とれ、なく、きゅきぃ、なく、ある」
きゅきぃさんには子供がいて、聞き取れないところもあるけど、私が泣くときゅきぃさんも悲しい。そんな風に言ってくれてるんだと思う。
きゅきぃさんは言いながらずっと私の髪を撫でてくれた。
林の木々が音を吸い取ってしまったみたいな数秒の静寂。
でも、そんな静かなときは、お腹の底を直接叩かれるみたいな大きな音と、きゅきぃさんの上げた悲鳴で終わりを告げた。
私の顔のすぐ近くにあったきゅきぃさんの毛皮に覆われた右の肩に穴が開いて、きゅきぃさんの細くてふしくれた。
でも柔らかいふくらみのある身体から力が抜けて、私の方にかしいできた。
「きゅきぃさん、しっかりしてください!」
力の抜けたきゅきぃさんの身体の重さを支えきれない私は、せめて地面に強く投げ出してしまわないように、精一杯の力できゅきぃさんの体を横たえて、そのまま覆いかぶさって伏せる。
動く事ができない私達の上に、さっきのお腹の底をえぐるみたいな音――銃声は何度も降り注いだ。
「打たないで!もう、打たないでください!」
声を上げて、銃声のする方を見ると金属製のヘルメット。血で汚れた制服を着た二人の兵隊さんがいた。
構えた銃はまっすぐにきゅきぃさん、そしてかばう私に向けられてる。
「どけ、ちび!」
「どきません!」
兵隊さんが大きな声を上げた。
ヘルメットの下の眼は血走って、でもその下の泥で汚れたほっぺたは、きっと涙の跡なんだろう縦に一筋だけ肌の色がのぞいてる。
十メートルくらいの距離。
なのに、兵隊さんの目に映る私の姿が見えるような気がするくらい、兵隊さんの眼は大きく見開かれてた。
兵隊さんの身体から吹きあがる、私の身体を押しつぶすみたいにのしかかってくる怒り。
それを感じたのと同じくらいのタイミングでお腹の底をえぐる轟音が耳を打った。
その直後、左肩を焼けた火箸を押し当てられるみたいな激痛が走る。
「ぅあ!」
左腕から力が抜けた。
痛くて顔を上げることもできない私を見て「ぎゅあー!」って声を上げて起き上がろうとするきゅきぃさんを、体全部を使って押さえつける。
頭を上げないで!
打たれちゃう!
「なにしてるんだ、カルル。あの子は、アーデ千人長の娘さんだぞ!」
「知るか!バマナもギトルもあの化物が殺したんだ。ちび、邪魔すんな。そこをどけ!」
だんだんって銃を打つ音がして、私の足元の土が二回えぐられた。きっとカルルさんは私を打ってでもきゅきぃさんを殺すつもりなんだ。
だから、どくつもりなんかない!
そう決めたのに、その気持ちは銃を打ってきたカルルさんの後ろからきた、生まれてからずっと聞き続けてきた声にぎゅっと小さくなった。
「ホウ兵長の言うとおりだ。そこをどきなさい、トレ」
「せ、千人長!」
銃声が怖くて伏せていた顔を上げて声の方を見る。
他の兵隊さんと同じグレーの制服に、だけど線の数が違う襟章。
目線が隠れるくらい深く制帽をかぶってるけど、口元だけ見てもその人が誰なのか、私にはわかる。
「父様、私の命の恩人を殺すんですか!?」
帽子のつばに隠れて父さんの眼は見えない。
でも、強く強く、私は父さんをにらみつける。
「どくんだ」
気持ちをへし折るみたいに低く、強い父さんの声。でも負けない!
「どきません、絶対に!」
強く拒絶した私に向かって父さんが一歩踏み出すのが“見える”。右手を腰のサーベルにかけてもう一歩。
「トレ。おれ達は戦争をしているんだ」
話しながら一歩ずつ。
「そいつはおれの部下を四人殺している」
距離にして四メートルのところまで私たちに近づいて、父さんは深く息を吸って立ち止まった。
「お前はそいつらの家族になんて説明するつもりだ!」
吸った息と一緒に吐き出された声は、今までよりもずっと大きな。
それに私が生まれてから一度も聞いた事がないくらい怒りがこめられてて、それをぶつけられた私は身動きすらできなかった。
「それは……でも」
父さんに言葉をぶつけられるまで、私には殺された人の向こう側なんて見えてなかった。
きゅきぃさんにも家族がいて、家には子供がいる。バマナさんにだって家族がいて。その皆が悲しい思いをするのに、そこに納得できる理由なんかない。
距離が縮まって、ようやく見えた父さんのグレーの瞳が私を見る。
その視線は静かで、だけど底冷えするみたいに冷たくて、いつもの優しい父さんと全然違う。
「きゅきぃ殿。娘の命を救ってくれた事には感謝する」
父さんは私にかけたよりも少しだけ柔らかい。でも冷厳な声できゅきぃさんに呼びかける。
「せめてもの情けだ。武人としての名誉を守られよ」
そういって、父さんはサーベルとは別に腰にくくっていたナイフを放る。
刃渡りの長い、母さんがスネ肉とか入り組んだ硬いところを解体する大きな包丁みたいなナイフは、した草の生えた地面に落ちてどさっと音を立てた。
その音を聞いたきゅきぃさんは歯を剥いて笑って、全身に力を入れる。
「動いちゃダメです!」
あちこちから血が噴き出して、ぼろぼろのきゅきぃさんに覆いかぶさって止めようとする私の頭をきゅきぃさんはそっと撫で。でも、私を抱き上げてどける。
そして立ち上がると、父さんのナイフを持った。
左手で拳の下側に刃が来るように握ったナイフを、身体の真ん中をかばうみたいに身体をこごめて構える。
「やめてください、父様。きゅきぃさんも!
お家に子供がいるって。きゅきぃさんがいなくなったらその子はそうなるんですか!?」
怪我でぼろぼろのきゅきぃさんは、私よりもはるかにおぼつかない。
立ち上がったその体に向かって、しっという短い気合を放って父さんが大きく踏み込んサーベルをつきこむのが“見えた”。
二秒後の未来が見える私の視界。でも父さんの動きは早くて全然追いつけない。
胸の真ん中を狙った突きをきゅきぃさんはナイフを盾にして防ごうとするのも“見えた”。
だけど、私の目の前の現実は、がちんという嫌な音と、直後に身体の芯までしびれるくらいの衝撃。
サーベルが届くよりも早くナイフを動かせた様に“見えた”のに、でも父さんのサーベルはナイフを押しのけて、右脇腹にある傷をさらに深くえぐった。
その痛みで取り落したナイフが地面に突き刺さるよりも早く、父さんのサーベルがきゅきぃさんの身体を左肩からお腹に向かって一直線に切り裂く。
膝から崩れて、仰向けに倒れるきゅきぃさんを私はみている事しかできなかった。
林の中に強い風が吹く。
恐ろしい速さで振られた父さんのサーベルがおこしたんじゃないかって思うくらい、強い風。
金属と金属がぶつかり合った甲高い音にしびれていた耳に、木の葉のこすれあうザーッという音が届いて、私はようやく我に返る。
「きゅきぃさん!」
まっすぐにお腹の辺りまで切り裂かれたきゅきぃさんの口からはごぽごぽとどす黒い血が噴き出して。でも、きゅきぃさんは私をじっと見ていた。
身体に力を入れて立ち上がろうとするけど、撃たれて動かない左腕にバランスを奪われるし、膝より下に力が入らない。
私は這うようにきゅきぃさんに近づく。
「きゅきぃさん、しっかりしてください!」
声をかけるけど、もう駄目なんだってなんとなくわかった。
だから、私はきゅきぃさんの手を握って、なにか言おうとしているきゅきぃさんの口元に耳を寄せる。
ごほごほと咳き込むきゅきぃさんの血は私のほっぺについて、その温かさと。
その温かさが風に吹かれてなくなって、ほっぺと同じくらい冷たくなって力の抜けてしまった手。
それできゅきぃさんの命が消えてしまったんだっていう現実が、私のお腹の奥の方にすとんと落ちてきた。
「トレ、彼女の言葉がわかるのか?」
動かない私の左腕をかばうように、隣に跪いた父さんがきいてきたから、頷く。
「父様に、ありがとう……って」
そう。確かにきゅきぃさんはそう言ったんだよ。
死んじゃうのに。
どうしてありがとうなの?
なにもかもがわからないまま泣く私を、父さんはぎゅっと抱きしめてくれた。
きゅきぃさんをみとった後すぐ、私は失血で意識を失った。
そして、目が覚めた時にはやっぱり自分の部屋のベッドの上。どれくらい眠っていたのかはよくわからない。
けど、左肩と右足の痛みはすごく明確で、あの日あった事は夢じゃないんだって、気持ちにしっかり刻み付けられた気がする。
ぼんやりと覚えているドラマか何かのセリフでは「大丈夫、銃弾は貫通してる」なんて。
貫通さえしていればさも軽症なんだって言ってたけど、それはやっぱりお話の中の決まり事。銃で撃たれた左肩よりも、その背中側――銃弾が出て行った側に大きな傷が出来てた。
傷の手当てをしてくれたのはあの時の軍医さん。
骨や筋肉。あと神経も無事で、後遺症にはならないけど。大きな傷になった背中側には跡が残るって言われた。でも、そんなのどうって事ないんだ。
左手は三角巾でつったままだし、右足は直りかけなのに無理して走ったせいで動かない。
ベッドの上に座ったまま、膝の上に置いた手帳を開く。
色々な事がたくさん。
本当にたくさん起こって、頭の中だけでは整理しきれなくて、いまはその全部を思いつくままに手帳に記録していく。
時々母さんが食事を持って部屋に来てくれたけど。母さんの目を見て話す事はできなかった。
「トレ、ご飯を食べないと元気が出ないわ。スープだけでも飲みなさい」
「……はい、母様」
胸の奥にもやもやしたものがあって、ご飯なんか食べられないよ。
元気も食欲も出ないまま、しばらく――そう、日にちの感覚もよくわからなくなって、本当にそんな風にしか感じられなかったんだけど。
多分、何日かたったある朝。
ぐるぐるとお腹の底に響く重い音を立てて、車が止まった。
学校に行くときに乗せてもらっていたのと同じ音だから、きっと軍隊のなんだろうね。その車から降りてきた人達が玄関先で話す声が聞こえる。
「アーデ千人長、私には承服できません。そのような……」
いつも落ち着いていて取り乱すことなんかないと思ってたリクヤさん。なのにずいぶん慌ててる。そして玄関を乱暴にあける音。
「トルキア、トレは部屋にいるな」
「えぇ。……なにかあったの、ファルカ?」
父さんと母さんが話す声。
硬いかかとのブーツが床を踏みしめて、階段を上ってくるとすぐ部屋のドアが乱暴に開かれた。
ドアを開けたのは、いかめしい制帽をかぶった父さん。
あの日と同じように、サーベルやピストルを腰に差した、冷たい目をした父さんは私の眼をじっと見て。
それから一度ぎゅっと目をつぶった。
そのまま、私が座っているベッドのすぐ近くに。
そこでいつも頭を撫でてくれる時みたいに差し出されかけた右手は、空中で少しためらって、でもすっと下げられる。
そして眼を開いた父さんは言ったんだ。
「トレ・アーデ。お前を内通の咎で逮捕する」
って。
そうなの。
そうなんだね。
父さんは戦争をしてるんだもん。
あんな事した私を許してくれる訳ないよね。
なんだか本当に疲れちゃったんだ、私。
連続投稿の最終になります今回のエピソード。
アクションとか展開のはやい場面とか、そういうものが苦手な上に、主人公が鬱々になる展開。
苦手な要素てんこ盛りで、分割前から難産さんでした。
結局、出来上がったら文字数増えてるし……。
アクションってやたらと文字が多くなる気がするんですけど、これはへたくそだからなのかな。
つぎ(いつだ!?)アクションを書くときは頑張ります。
次回更新は2013/02/06(水)7時頃。舞台が田舎から州都にかわるエピソードを予定しています。
久しぶりに“谷間の百合”を香らせる、あの人が登場!
……するかも。
用意している結末を考えると、今回が折り返し点。頑張るぞー!(おー




