第2話 Xランク冒険者
前回のあらすじ
資料室にてドワーフやエルフ等の亜人種についての資料を見つけた
亜人種のドワーフやエルフ、そして獣人か異世界と聞いていたが、居るとは思わなかった
スマホ姉妹はスキルに関する情報以外は何も役に立たなくなっている
と言うか、ここ最近会えてすら居ない
スマホ画面には外出中って文字が表示されている
なんで?と、不思議に思ってる
そういえば、竜人族という亜人種がとても意味深だったので調べてみたが、他にそれ関係する資料は資料室になかった
そういえば、竜人の探していると亜人種には上位種や特殊種が存在する
エルフならハーフエルフやハイエルフ
ドワーフならハーフドワーフやハイドワーフ
そして、エンシェントエルフとエンシェントドワーフ
等の古代種と呼ばれる亜人種
そういえば、何しに資料室に来たんだっけ?
あーそうだ、依頼掲示板に貼ってある依頼にレオドライド鉱石を採掘する依頼があったからどんな鉱石なのかを調べに来たんだった
俺は、ふたたび資料室に戻り調べる
タンザナイト鉱石は緑と青が混ざった鉱石でそこそこ珍しい鉱石で鉄鉱石で作る鉄の武器より耐久性が高く使い勝手の良い鉱石なのだが、採掘量がとても低く滅多に市場に出まわない
その為か、冒険者ギルドに採掘してくるようにと依頼が高頻度で発注される
採掘量が少ない理由には採掘場所が魔物の住処になっている事が多く
無加工なタンザナイト鉱石が魔物を引き寄せるような効果がある為、採掘が難しくなっている
翌日、冒険者ギルド採掘場支部に到着し依頼掲示板を見るとほとんどの依頼が無くなっていた
昨日受けようと思っていた依頼も無くなってるしタンザナイト鉱石の依頼も消えている
受付の方に人が集まっている、多分依頼がほとんど消えてる理由を確認する為に集まった冒険者の人達だろう、俺も行ってみる事にした
受付に近くに来ると、冒険者と受付が揉めているようだ、揉めてる冒険者の方は何度か採掘してる時にあった冒険者の一人で受付の人も何度か話したことはある
さらに受付に近づくと、知り合いの冒険者が話しかけてきて状況を説明してくれた
なんとこの街にXランクの冒険者がやって来て掲示板の依頼をごっそりと受けてクリアしてしまった為
依頼がスカスカになったらしい
そんなアホなって思うが、Xランク冒険者はそれが出来てしまう者を指す冒険者の事
常識に囚われない強者の冒険者、上層部に取って目の上のタンコブ見たいな存在らしいXランク冒険者は
そして、今回この街に来たXランク冒険者は白疾風のシュライブ
依頼の受注から達成まで最速を常に達成させてる冒険者
Xランク冒険者の中でもトップクラスの速さを持つもの
その早すぎる行動に他の冒険者が全くついて来れないので常にソロで行動している
ちなみに他のXランク冒険者も皆ソロ冒険者である
Xランク冒険者は存在が厄災と言われてたりするらしい、その中でも今回の白疾風のシュライブは被害率が高いらしい
最速でそのギルドの依頼全部達成させて次の街に最速で移動する
それを繰り返している
時間のかかる依頼はさすがに失敗しているらしいが、遅い依頼が悪いと言って去っているらしい
さて、これに対して冒険者ギルドはどう対応したかと言うとスルーした
なんせ、常習犯の用にやってるので止められない
1度だけ数十年前に止めて対処したことあったらしいが、失敗している
その止めるにもXランク冒険者を数名用意しないと止められない
厄災に複数の厄災をぶつければ止められるような物で割に合わない
先の資料室にてXランクの冒険者についての説明のまとめにも書いてあった
神速のシュライブを止めるに使ったのは矛砕のドドローズと紅兜のベルローグと紫毒姫リオロールの3人
止める時の被害範囲国3個爆散、シュライブを抵抗した為
てか、報告書の資料によるとバトルロイヤルになったって書いてある
これでも被害は最小限らしい、国3個無くなってるのに最小限とは、これだからXランク冒険者は国すら押さえつけられんともちろん冒険者ギルド上層部も首輪付けて制御すら出来てない
受付の人によると、暫く依頼が常駐依頼しかないようで、街の方の依頼を受けてくださいとこと
そんで、俺は街の方のギルドにやってくると依頼掲示板の前は冒険者でいっぱいになっている
少しずつ冒険者が減っていく、大半の冒険者が依頼を受けて準備に向かうようだ
俺も掲示板前の冒険者が減ったので見に行くと結構な量の依頼が残っている
魔物討伐系の依頼がとても多く残っている、そういえば俺この世界に来てから魔物を討伐していない、そろそろ討伐してみたいと思ってたので
スライムの討伐依頼を受けた
武器は木の短剣と木の剣だ、防具とかも欲しかったが買える金額では無かったので持ってない
初めての戦闘になるが、なんとかなると思う
俺はアイテムチェックを入念に行い
スライム討伐する、ために街を出た
今回街から出るために利用した門は一度も使ったことの無い方向にある門で、だいたい魔物討伐や別の街に行く時に使われる門だった
第1章からは週二投稿して行くつもりです
いやー第2章が現時点で書き終えてないから
第2章すら投稿出来るか怪しい
書きだめ間に合うのだろうか