■登場人物紹介
2章までのおさらいです!
第3章にも引き続き登場するかも? なキャラクターたちですので、どうぞお見知りおきください(*´ 艸`)
【主要登場人物】
ナターシャ・パルメール(16)
パルメール辺境伯家の令嬢であり、現領主の妹。稀代の旅好きであり、『旅好き娘の気まま紀行録』シリーズの執筆のため日々忙しくしている。
寝ても覚めても旅や自然のことを考えている変わり者なので、友だちが少ない。最近やっと旅の楽しさを分かち合える存在ができて嬉しい。
アルバート・グランシュタイン(17)
シュタイン王国第三王子。容姿端麗、才色兼備の優等生だが、貴族社会に適応しすぎたゆえに自己主張は少なめ。
唯一胸を張って好きだと言えるものといえばナターシャの『紀行録』だけであり、ナターシャのような好きなものに真っ直ぐな生き方に憧れている。
テオドア(21)
アルバート王子の護衛兼側仕え。兼、アルバートの恋路を呆れながら見守る、友人のような立場でもある。
貴重な常識人枠だが彼も貴族社会に振り回される悩める貴族の一人であり、アルバートを取り巻く事情や秘密を誰よりもよく知る男。
【その他】
○パルメール家関係者
ルドルフ・パルメール(20)
主人公ナターシャの兄で、パルメール領の現領主。ナターシャの旅のことを応援しつつも心配するちょっと過保護なお兄ちゃんである。
モンドール・パルメール(享年38)
ナターシャの父で、パルメール領の前領主。ナターシャを旅好きにしたてあげた張本人。
無骨で不器用な性格だが、妻カメリアには心底惚れていたとかいないとか。
カメリア・パルメール(享年34)
ナターシャの母。幼い頃から体が弱く、一時は子が成せないほどかと思われたために生家ではあまり良い扱いをされてこなかった。パルメール領に来てからは体調が回復し二人の子どもを産んだが、ナターシャが10歳のとき再び持病が悪化しこの世を去った。
レリア・シェフィールド(40)
パルメール家のメイド長。モンドールとカメリアの古くからの友人でもある。
ルドルフとナターシャの成長を見守る役目を自負しており、特にナターシャのことは素敵な相手に嫁入りできるようにと考えてついついお節介を焼いてしまう。
○王家関係者
エールリヒ・グランシュタイン(51)
シュタイン王国現国王。国民に誠実な政治を執り行う賢王と評される。
ウィルヘルム・グランシュタイン(25)
シュタイン王国第一王子。王に次ぐ国のトップと言っても過言ではない財政大臣の座についている。
人当たりはよく社交辞令がうまいが、その本性は嫌味だらけの毒舌使いである。
オルランド・グランシュタイン(22)
シュタイン王国第二王子。教育大臣として、王立学院の運営や国内の書籍の管理を担っている。
こちらは兄と真反対で、生真面目なマニュアル人間であり、素直すぎて損をすることもしばしば。
ダズウェル(58)
王の政治を補佐し、助言する敏腕宰相。白いあご髭をたくわえた顔は優しげだが、ときに厳しく人々を諌め、導く立場を担うことも。
フェルミナ・ウェーステッド(16)
ウィルヘルムの妻の妹、つまり王子たちにとって義妹にあたる人物。アルバート王子のことをひどく気に入っており、よく付き纏っている。




