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彼女にフラれた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう  作者: 遊。


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戦いはいつも非情なのである、、

「と、言う訳で。


第一回生徒会主催ドキッ!水着だらけのビーチバレー大会ポロリもあるよ!開催しちゃうよ!」


「勝手に生徒会の名前使って変な企画風にすな。」


「あだっ!?」


瑞穂の高らかな宣言に、ハルたん会長が本気の空手チョップ。


「うぅっ...ハルたんってばいっつも本気でぶつんだから...。


身長縮んだらどうすんのさ...?」


「案外たんこぶでデカくなるんじゃない?」


「あっ、なるほどそれなら...ってなるか!?


「うーん...でも私ビーチバレーってよく分からないかも。」


と、日奈美。


「私もやった事無いです。」


と、リオ。


「まぁ、とりあえず習うより慣れろって言うしあまり難しく考えずにやってみましょ。


まずは私と瑞穂でやってみるから大体こんな感じだって言うのを...」


会長が言いかけた瞬間、その横をボールが掠める。


「積年の恨み!」


「やってくれるじゃない...?」


おやぁ...?なんだか雲行きが怪しいぞー?


「そっちがその気ならこっちも本気で行かせてもらおうかしら...。」


言いながらポニーテールをかき上げるハルたん会長。


「ふふふ、望むところだよハルたん!」


うん、お手本は...?


「「くたばれぇぇぇぇい!」」


あ、ダメだこれ……。


こんなの見本どころかただの殺し合いだわ……。


「会長荒ぶっとるなぁ...。」


「相変わらず犬猿の仲だよねぇ。」


ライムグリーンのスカート付きセパレート水着の絵美と、同じくその色違いで水色の水着の蘭。


「えへへ、どう?悠太。


今年は蘭ちゃんとお揃いにしたんだ!似合う?」


「良いんじゃないか?


二人の仲の良さがよく分かるし。」


「そう言う事じゃないんだけどなぁ...。」


少し残念そうな絵美。


ん?これはもしかして……。


「あぁ、水着か?二人共よく似合ってるぞ?」


「ふぇ!!?ら、蘭ちゃん、私達二人共似合ってるって!」


「えぇ!?う、ウチもなん!?


いや、なんか照れるな...。」


「いや、絵美が一番似合ってるだろ。」


そう口を挟んで来たのは直也だ。


「えぇ?そうかなぁ?


私地味だし会長とか瑞穂ちゃんの方が似合ってると思うけど...。」


「い、いやお前だって...その...。」


あぁ、この照れくさくて素直に褒められない感じ、第三者目線で見るならラブコメ見てるみたいでニヤケちゃう。


「な、なんだよ!?気持ち悪い目で見んなよ!?」


「あぁ、悪い悪い。


つい母性が出てしまっただけだ。」


「母性!?」


「えへへありがとう!直也。」


「べ、別に本当の事だし……。」


「それよりどうする?会長と瑞穂ちゃんはあんな感じだし私達は私達でやろっか。」


直也のボソボソ声等気にもとめず、絵美が聞いてくる。


「あぁ...まぁそうだな。


とりあえず適当にやってみるか!」


「そうだね、実はフリスビーも持って来たんだけど!」


「うん、ビーチバレーだよ?」


「え?」


「え?」


「はい!私悠太と組みたい!」


元気よくそう言って挙手したのは志麻だ。


うーんまだチーム戦って事にもしてなかったと思うが...。


まぁ良いかぁ...。


「ダメ!私がお兄ちゃんと組むの!」


そう言って志麻を引き離す日奈美。


「じゃあ間をとってまりと組もう?」


「ダメに決まってるでしょ!


ってか間をとってって言いたかっただけでしょ!?」


茉里愛が腕を引くと、反対側から日奈美が引き返す。


「お、じゃあ僕が悠さんと組むって言うのは?」


ここで智君が前に出る!


「いや、悠ちゃん、俺と組もうぜ!


じゃないと俺このままじゃぼっちだから!」


秋名たん、まさかの参戦と思ってたら理由が切実過ぎワロタ。


「智兄と秋名たんで悠兄を取り合い!?


さ、最高過ぎる!!良いぞもっとやれ!」


「ハッチー、鼻血拭きなさい...。」


鼻血を垂らす美紀にこんな事もあろうかと持ってきておいたティッシュ箱を差し出す。


と言うか1人は取り合いってか理由が理由なんだよなぁ、、


「うーん...こうなったら仕方ないね。」


と、ここで口を開いたのは絵美だ。


「なんだ?絵美。


何かいい案でもあるのか?」


「ここは一つ!悠太と組む人を決める為にビーチバレーで決着を付けよう!」


「よっしゃ!俺の本気見せてやる!」


張り切る秋名たん!


「ま、負けないもん!」


続く日奈美!


「まりだって負けない!」


まりちゃんまで!?


「なら僕だって負けないよ!」


「智兄と秋名たんが悠兄を取り合って乱癡気騒ぎだなんて...!


ほわぁ...。」


あ、ハッチーが遂に倒れた、、


「勝つのは私だよ!


そしてその暁には...フフフ...。」


一人明らかに違う目的でやろうとしてる奴(志麻)までいるし、、


まぁそもそもである...。


「と言うか絵美!回りくどすぎんだろ!?


なんだよ、チーム決めてビーチバレーをする為にビーチバレーで決着って!日が暮れるわ!?」


「えー?名案だと思ったのにー。」


「絵美、それなら普通にクジ引きとかでえぇんちゃう...?」


呆れ顔の蘭ちゃん。


「おー!蘭ちゃん頭良い!」


なんて言いながらニコニコ顔で拍手する絵美。


「いや、普通そうやろ...。」


平和だなぁ...。


お隣でガチのバーリトゥードが繰り広げられてるのが嘘のよう、、、


と、言う訳でクジ引きでメンバーを決める事に。


まず一組目!


日奈美✕茉里愛!


「「は?」」


うわぁ!チームなのに早速仲間割れしそーw


二組目!


美紀✕秋名たん!


「秋名たんが相手か〜よろしくね〜!」


「おう、可愛い可愛いハチちゃんの為に頑張るぜ!」


「ウチは可愛いくない!」


うん、これは普通に悪くない組み合わせ。


三組目!


八重音✕宮戸


「あー、なんかいつも通りだねー。」


「なんだ、つまらんな。」


「酷くない!?」


四組目!


蘭✕智成


「よろしくね!」


「わ!むっちゃイケメンやん!?


な、なんか緊張やなぁ...。」


これは意外っちゃ意外な組み合わせだな。


五組目!


志麻✕美江


おっと?これも予想外な組み合わせだな、、


まさかの元カノコンビ。


当の二人はと言うと、、


「えー!悠太が良かった!」


「......はぁ...。」


美江は美江でなんか固まってる...って今ため息ついた!?


まぁ美江からすれば異性とペア組むよりはマシなんだろうけど...志麻だもんなぁ……。


そして...最後は俺と直也、、、


「なんだよ、こんなとこまでお前とかよ...。


足引っ張んなよ。」


どうしてこうなった...。


そんなこんなで波乱のビーチバレー大会が幕を開くのであった。


「ちなみに私は審査員、アナたんには解説をやってもらいますよぉ。」


と、千鶴さん。


「私実況やりたい!」


と絵美。


「サーイエッサー!」


とアナさん、、


本当に大丈夫かしらん、


「私、宏美さんの様子見てきます。」


と、リオ。


「あぁ、頼む。」


「はい。」


って言うのも変か...。


別に今は友達ではあっても保護者って訳じゃないし...。


そうは思っても気にはなる。


後で俺も様子見に行ってみるかな...。



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