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彼女にフラれた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう  作者: 遊。


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小説家になろう様限定エピソード 元カノ達のナイトルーティンとモーニングルーティン

宏美の場合。


「あ!限定衣装来た!え、セリフも最高じゃん……!」


寝る前のベッドの上での一時。


ご飯と面倒なお風呂、そして宿題と軽く今日の授業の予習を済ませた後は、大体こうしてベッドに寝転がって乙女ゲーム要素もあるリズムゲームで遊んでいる事が多い。


「これはまだまだ寝られないなぁ……!」


一度寝転がるともう起き上がらない。


この一時が、彼女にとって何よりの幸福な時間であり、何物にも変え難いものなのである。


そんなこんなで……あれよこれよとしてる内に時間は流れ……。


気が付いたら寝落ちしていて……。


アラームが鳴る時間になると……。


「んー……。」


起きない。


どころかより深い眠りに落ちていき……。


「お母さん!?なんで起こしてくれなかったの!?」


「起こしたわよー。


全くあんたはいつもいつも……。」


「行ってきまーす!」


食パンを口に咥えながら、彼女の一日はこうしてまた始まる……。


志麻の場合。


彼女は自他共に認めるストーカーであるが、そんな彼女の中にもルールという物が存在する。


基本彼女が悠太を背後からストーカーするのは、特別な理由を除いて外だけである。


その分……。


「ふへへ……悠太……。」


自室に戻った彼女がまずするのは、盗聴である。


一面に貼られた色んな姿の悠太に囲まれながらら、盗聴で彼の声を聞く。


それは彼女にとって常に悠太と繋がっていると言う実感が持てる何よりの習慣だった。


それをしながら、料理をする。


そうしていると一緒に料理をしているようで幸せな気分になれる。


食べる時もそう。


1人きりの食事も、声を聞いていればちっとも寂しくなんかない。


お風呂に入る時だってイヤホンは必須だ。


勿論このイヤホンは防水仕様である。


そこから寝る時まで……いや、寝てる間も彼女はイヤホンを外さない。


悠太の寝息は彼女にとって一種の子守唄の様な物であった……。


そして朝。


彼女の朝は早い。


何故なら。


だって誰よりも早く会いたいんだもん!


手早く支度を済ませ、向かうのは学校ではなく愛しの彼のもと。


「悠太!おはよう!」


そうして今日も彼女の日常は始まっていく。


美江の場合。


家に帰ると、まずはお気に入りの歌手の音楽をかける事から始める。


寝る時も暗くて静かな所では落ち着いて寝られない彼女は、薄明かりの中でお気に入りの歌手の曲を聴きながら寝るのが習慣だった。


どんな時も、大好きな歌手の歌声は彼女を何度でも元気づけた。


だから家にいる間は何をしている時でも音楽は止めない。


ある意味志麻にとっての悠太の声……程ではないのかもしれないが……兎に角彼女にとって何よりの元気の源が大好きな歌手の歌声である事は間違いないのである。


そんな彼女もまた……。


「ふみゅぅ……。」


目覚まし時計の音が鳴り、起きなきゃいけない時間……。


なのだが彼女もまた宏美同様朝が弱いのであった……。


「うるさい……。」


バンっと言う鈍い音。


彼女が目覚まし時計の停止ボタンを乱暴に叩いて押した音である……。


そうして壊した目覚まし時計は数知れず……。


「美江!早く起きんさい!」


「もうちょっと……。」


「良いから早く!」


「ふみゅぅ……。」


無理やり母親に起こされ、そこからやっと彼女の一日はスタートする。


結局目覚まし時計よりも母の目覚ましの方が効果的なのである。


瑞穂の場合……。


家に帰った彼女は、まず分担している家事をこなしていく。


最初は気にしなくて良いと言ってくれていたが、引き取ってもらってここまで何不自由なく住ませてもらっているのに何もしない訳にはいかない。


今となっては唯一の家族なのだから、助け合っていきたいと思い、話し合って交代制で家事を分担するようにした。


一通り家事が終わり、ゆっくりお風呂に入ると、その後のスキンケアも欠かさず行う。


二大美少女と呼ばれる裏には、こう言った日々のたゆまぬ努力があるのだ。


部屋に戻ると、まず宿題を片付ける。


そして予習復習を済ませると、次に医大の参考書を見て勉強を始める。


今のうちからしっかりと勉強をしておくんだ。


だって絶対になりたいから。


既に沢山の付箋が貼られた参考書、何度もやった入学試験の過去問。


今日もその問題集を見ながら、答えをノートに記入し、終わったら自己採点をする。


それらを何度も繰り返したおかげで、自己採点の点数は日に日に上がっている。


その後就寝。


朝は自分が朝食当番の時は早く起きて2人分の朝ごはんの支度をし、2人で食べる。


こうして2人でご飯を食べる時間は、引き取ってもらったその日からずっと続けているルーティンだ。


些細な事で喧嘩になった事もあったが、そんな時もこうして一緒に食卓を囲むと気がついたら仲直りしていた。


「それじゃ、行ってきます。」


全ての支度を済ませ、余裕をもって家を出る。


彼女の日常はそんな風に始まる。






祝!フラれろう150話達成!今回はそれを記念してエピソード150はまたまた各掲載サイト様毎にそれぞれ限定エピソードを用意させて頂きました!その他エピソードはカクヨム様、アルファポリス様、エブリスタ様にて随時公開予定です!興味のある方はそちらも是非チェックしてみてください✨

カクヨム様「幼馴染とドッグラン」

エブリスタ様「最高と最悪は紙一重」

アルファポリス様「学生時代のリオとリタ」


また、以前に公開した限定エピソード

カクヨム様「三澄日奈美の苦悩」

エブリスタ様「瀬川宏美の憂鬱」

アルファポリス様「金澤志麻は今日も密かに狙っている」も好評公開中ですのでまだ見てない方はそちらも是非チェックしてみてください!

今後もフラれろうの応援をどうぞよろしく

お願いいたします!以上!遊。でした!

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