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彼女にフラれた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう  作者: 遊。


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プレゼントターイム!

と、まぁ色々ありすぎる幕開けとなった訳だが…。


俺と日奈美が連れていかれた場所はと言うと…。


「あ、ちなみに今日1日貸し切りだから。」


遊園地だった。


てか遊園地の貸し切りと言いヒーローショーの場所の占拠と言いお金使いすぎじゃないですかね、ハルたん会長、、、


「マジかよ!?すげぇ!」


大興奮の秋名たん。


「あ、ちなみにあなたは自腹だから。」


「ちょww」


「冗談よ。」


真顔で冗談って言ってもなぁw秋名たんドンマイw


「まぁ、でもまずは中で遊ぶより時間帯的にご飯が先かな?


発表したい事もあるし。」


「そうね。」


瑞穂の発表したい事ってなんだろう…。


嫌な予感しかしないなぁ…。


と、言う訳で。


一行はまず遊園地の中にあるビュッフェ店にやってきた。


「やっほー悠太!


デザートは楽しみにしててね!」


店に入ると、先に来て準備をしていたのであろう絵美と蘭ちゃんが出迎えてくれる。


「大丈夫、普通の奴やから…。」


言いながらげんなりした表情の蘭ちゃん。


何がどう普通で大丈夫なのかしらん…。


知りたくないなぁ…怖いなぁ…。


とまぁ…不安な開幕となった訳だが…。


「皆、ドリンクとった?じゃ乾杯するよー!


ほら、ハルたんよろしく!」


「はいはい。


じゃ、皆今日は集まってくれてありがとう。


そして悠太君、改めて誕生日おめでとう。


今日があなたにとって忘れられないような楽しい一日になる事を願ってるわ。」


うん、ある意味もう忘れられない一日になってるわ、、ヒーローショーとかヒーローショーとか。


「今日がそんな日になる事、そしてこれからの一年が素敵な物になる事を願って、乾杯。」


「「乾杯!」」


各々手近かな奴から乾杯していき、離れた席のやつは俺の所にもやってくる。


「ここから移動とかアトラクションに乗ったりゆっくり出来るタイミングはそんなに無さそうだから、プレゼントある人は今の内に渡しといた方が良いかもよ。」


言いながら瑞穂が辺りを見渡す。


「そ、そうね。


悠太君、これ、私から。」


そう言ってハルたん会長が、おずおずと綺麗に包装されたプレゼント箱を差し出してくる。


「その、大した物じゃないけど…。」


うん、その前に大した物を貰っちゃってるんだわ…。


ここの高そうなビュッフェも奢りみたいだし…。


この上プレゼントまで豪華だと流石に申し訳なさ過ぎる、、


「えっと、色々ありがとう…。


プレゼントまで用意してもらってたなんて…。」


「良いのよ、色々手伝ってもらってるし。」


高いバイト料だよなぁ…。


マジで今度何かお礼を考えないとだな…。


「これからもよろしくね?」


「はい!一生ついていきますっ!」


「いっ、一生!?そ、そ、そこまでじゃなくても良いから!?」


あれぇ?なんか真っ赤になっちゃったぞぅ?


とても可愛い。


「そ、そう言うのはちゃ、ちゃんと段階を踏んでからと言うか…その…。」


あれぇ…なんか変な感じに取られてないかしらん…。


「これは悠太が悪いね…。」


露骨に顔を顰めながら言ってくる瑞穂。


えぇ…駄目…?それこそ一生ついていくぐらいしないと返せそうにないんだが…。


「それに心配しなくてもそのプレゼントはあたしと普通の店で選んだやつだからそんなに高いやつじゃないよ。」


「ちょ!瑞穂!」


まぁそれなら…。


いや、だから先に貰ったものが…うん、やめよう…。


なんか気にしたら負けな気がしてきたし…。


「開けて良い?」


「ど、どうぞ。」


早速開けてみると、出てきたのは高級感のある万年筆。


確かにウン10万とかしそうな代物では無さそうだけどそれでも普通の文具店の中では一番高い商品なのではなかろうか…。


「まぁこの店で一番高い物ちょうだいって言ってたしねー。」


なにそれそんなセリフをリアルに言うやつ居たんだ…。


「…神棚に入れて飾れば良い?」


「いや、ちゃんと使って!?」


ダメかぁ…宏美の帽子とTシャツと並べておこうと思ったんだが…。


「まぁその、ありがとう。


大切に使わせてもらうよ。」


「え、えぇ。そうしてくれると嬉しいわ…。」


「じゃ、あたしからはさ、その、ここじゃちょっと恥ずかしいんだけど…これ。」


そう言って照れくさそうに瑞穂が差し出してきたのはジップロックのビニール袋に入った布切れ…ぬ、布切れ!?


しかもフリルが付いた可愛らしいデザインの…!


「お、おま!?なんてもん渡して!?」


「何ってハンカチだけど。」


ハンカチかよ!!なんださっきの恥ずかしそうな感じは!


「えー?悠太は何を想像してたのかな?」


ニマニマと小悪魔スマイルを浮かべる瑞穂。


この悪魔めっ…!健全な男子高生の純情を弄びやがって!おいこら秋名たん!目を逸らすな、お前も息を飲んで見てただろ…!


「残念ながら使用済みではないけどあたしとお揃いだから。


大事にしてよね?」


変わらずニマニマしながらそんな事を言ってくる。


「おいバカ人を使用済み好きの変態みたいに言うんじゃない。」


「や、やっぱり悠太君もそうなの…?」


「い、いや違うからな!?と言うかなんで知って……いや絶対お前だろ!?」


「あはっ☆」


コイツw!ハルたん会長にまでいらない誤解を与える羽目になったじゃないか!


「あ、ちなみに。」


そう言って瑞穂は俺の耳元にそっと口を寄せ…。


「あたしは別に悠太にならあげても良いよ?」


と小声でとんでもない事を言いやがった。


「あ、アホか!?」


そう言って瑞穂はニヤニヤしながら自分の席に戻って行った。


「悠にぃ!おめでとう!」


「お、ありがとう。」


瑞穂の暴動にげんなりしていた所でまりちゃんと言う名の心のオアシス…!


やっぱり妹キャラは正義!


「お兄ちゃん?」


「はいっ!ひーちゃんが一番ですっ!」


「むぅ!邪魔しないでよ〜。」


「お兄ちゃんを独り占めしようなんてそうはいかないんだから!」


あぁ!せっかくのオアシスが修羅場にっ…!


でも可愛いから許すっ!


「まりはハンドメイドでキーケースとレジンのキーホルダーを作ってみたんだ〜。」


「おぉ、すごい!」


余った布切れとかで作ったキーケースは茶色地に黒のチェック柄。


前はボタンで止められるし中にはちゃんと鍵を掛けれる金具まで取り付けてある。


生地自体も丁寧にミシンで縫われてほつれの一つもないし、手間暇かかっているのは間違いない。


そしてレジン。


海を思わせる鮮やかな青色と砂浜の黄土色、貝殻やヒトデなんかのちょっとした小物も入った丸型のキーホルダーだ。


「まりちゃんすごいな!!めちゃくちゃセンス良いし気に入ったよ!」


「えへへ、それなら良かった!」


「むぅ…意外とやるじゃない…。」


頬を膨らませるひーちゃん。


可愛い。


「えー!悠太私のハンドメイドには難色を示してたのに!」


いや待て…志麻あれはハンドメイドなのか…?


え…どれの話…?ぬいぐるみだよね…?


そういや業者に作ってもらったって言ってた割には制服が予備のだったよな…。


え、まさかあれ全部…?


コイツ性格はあれだけど何気にスペック高いからそう言うの普通に出来ちゃいそうで怖いんだけど…。


「よし、悠ちゃん俺からはこれだ。」


次にプレゼントを渡してきたのは秋名たんだ。


まぁまぁデカイ箱である。


「これからの時期にピッタリなかき氷機だ!」


やっぱり食べ物関連かぁ…まぁ秋名たんだしなぁ…。


「作り過ぎて腹壊すなよ!」


「いや、流石にそんなに食わねぇよ…。」


「じゃ、僕からはこれ。」


「お、サンキュー。」


「ショルダーバッグにしてみたんだけどどうかな?」


おぉ…流石智君。


柄はシンプルだが黒とネイビーのツートンのショルダーバッグ。


「おぉ!流石智くん!センス良いな!」


「えへへ、ありがとう。」


「駄目だよ悠兄、そこはお礼のハグだよ…グフ…。」


「ハッチー…鼻血…。」


美紀ことハッチーは相変わらず…。


「あ、ウチからはアルバムだよー。


何枚か厳選したのを入れといたから…ぐふふ…。」


なにそれすっごく見るの怖いんだけど…。


しかも結構な厚みだなぁ…。


「いっぱい撮ってたまにウチにも見せてね!出来たら三人のやつとか…ぐふふ。」


それが狙いジャマイカwwてか何枚撮らせる気なんですかねぇ…?


「遠慮しなくて良いよ!入れといたのはちゃんと複製済みのやつだから!」


抜かり無さすぎて草。


それにそこは別に遠慮してないんだよなぁ…。


「悠たん、俺からは座布団だよ。」


あれ、アナたん意外とマトモなプレゼント…。


「それでステラたんに座ってもらいな…。」


うん、全然マトモじゃなかったわ…。


しかも絶妙にありがた迷惑とも言えないっ!


くうっ…!


「お兄ちゃん?」


「はいっ!ひーちゃんが一番ですっ!」


「悠さぁん、私からはイニシャル入りのマイマイクですよぉ。」


次にプレゼントを渡してきたのは千鶴さんだ。


「おぉ!」


マイマイクって憧れはあったけど中々自分で買おうとはならないんだよなぁ…まぁまぁの金額だし…。


「今度それを持ってカラオケを御一緒しましょうねぇ。」


「いつ行きますか!?今日!?明日!?明後日!?いや毎日!?」


「夏休みが終わっちゃいますよぉ?」


構うもんか…!千鶴さんと過ごせるなら夏休みなんて…!


「今日は皆さんも居ますからぁ。


またゆっくり、ですよ?」


「はいっ!」


「私からはー!見て!


蘭ちゃんと二人で選んだの!」


そう言って絵美が差し出してきたのは、シフォンケーキが入った箱だ。


「これワンちゃんも食べれるやつなんだ〜!」


「大丈夫やで…。


ちゃんと人も食べれるやつやから…。」


げんなり顔の蘭ちゃん…。


本当何があったんだ…。


「あ…ウチからはランニング様にボトルとかも入るウエストポーチやから…。」


「あぁ…うんありがとう…」


もらったものはいい物な筈なのに蘭ちゃんのテンションのせいでいかんせん素直に喜んでいいのかどうか…。


「あと、そうそう。


この場には絶対来ないって言って来なかったけどこれ直也から。」


そう言って絵美がゴソゴソとカバンを漁る。


「え、アイツからもあるのかよ。」


普通に意外だ……。


まぁ一応一緒にトランプした仲だしな……。


何か思うとこがあったのかも……。


「激辛唐辛子ふりかけだってー。」


「よし、アイツ️〇す。」


「ダメだよ!?」


絶対分かっててやってるよなコイツ!


プレゼントと言う名のテロだろw


「わぁお、悠太食べれんの?あたしがもらったげよっか?」


それを見た瑞穂が声をかけてくる。


「いや……良い……。


一応もらった物だしな。」


ふりかけに罪は無いしな。


それはそれとしてアイツは絶対許さんっ…… !


そんな様子をニマニマ顔で見ている絵美。


「何だよ?」


「ふふ、良かったなって。」


なんだぁ……?


絶対何か勘違いしてるだろ……。


「私達はアニメグッズだよ〜!


オススメだから是非チェックしてみて欲しいなぁ!」


そう言って八重音が差し出して来たのは人気のロボットアニメのクリアファイルだ。


「ふん、ありがたく思えよ。」


宮戸の方は下敷きか…なんか男性キャラ率高くない…?


同じアニメのグッズの筈なのに…。


ツッコまないほうがいいのかしらん…。


「良いか?それをちゃんとお前のアレで挟むんだぞ?


そしたら…フフ…」


ノートでですよね!?


忘れてた!コイツもハッチーと同類だった!


「俺達はゆりたんと二人でそれぞれペアのグラスを用意したぞ!」


それは二人で使ってくださいっ!あと誰…。


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