お巡りさんこっちです!
急に黒ずくめの連中にかっ攫われた俺と日奈美。
お巡りさんこっちです!
ポリスメーン!あ、110話目だから警察って単語を出したかっただけですw
さて、そんな俺達はどうなったかと言うと…。
「やっほ!悠太!サプライズは楽しめた?」
「今までで一番嬉しくないサプライズだわ…。」
攫われそうな直後、大ピンチの俺達の前に現れたのはと言うと。
「そ、そこまでだ!」
赤色の戦隊ヒーローの格好をした男だった。
「さぁ!ちびっ子達注目!
ヒーローショーが始まるよ!」
次にそう言って現れたのは瑞穂だ。
それにさっきまで怪訝な表情をしていた通行人も足を止めて成り行きを見守り始める。
「み、瑞穂!?」
「俺達が相手だぜ!」
そう言って出て来たのは黄色の戦隊ヒーロー。
いやこれ体型とか声的に絶対中秋名たんだろ…。
「ふっ、俺達が来たからにはお前達の好きにはさせない!」
次に現れたのは青の戦隊ヒーロー。
そうクールにセリフを言い切ると、青の戦隊ヒーローは俺たちを抱えていた黒ずくめに必殺キックを放ち、撃退する。
「大丈夫かい?」
そのまま日奈美も救出する。
実にスタイリッシュ。
でもなーんか違和感あるんだよな…。
そう思いながら青の戦隊ヒーローの横腹をつつく。
「にゃう!?」
あ、やっぱり智くんだわ…。
「悠太!見てみて!似合ってる?」
紫の戦隊ヒーローがそう言って抱きついてくる。
うん、間違いなく志麻だわ…。
「お前…志麻だろ?」
「悠太!戦隊ヒーローは正体不詳なんだよ!」
「いや、お前隠す気無いだろ…。
あと戦え…。」
「えーやだ!私痛いの嫌いだもん。」
こんなヒーロー…いやヒロインか…は嫌だPart1…戦闘そっちのけで一般市民に抱きついてる…。
「わ…私だって…こんなのやるなんて聞いとらんし…普通に恥ずかしいし…!」
そう言って今度は緑の戦隊ヒーロー…いやヒロインが俺の腕にしがみついてくる。
これは美江だな…。
Part2…戦闘そっちのけで一般市民にしがみついてくる戦隊ヒロイン……。
「ちょ、ちょっと!二人とも真面目にやってよ!
私だって恥ずかしいんだから!」
そんな二人を見て、ピンクの戦隊ヒロインが注意する。
「お!リーダーの為なら俺頑張っちゃうぞ!」
まさかのピンクがリーダー……。
まぁでもそりゃそうか……天下の生徒会長様だし…。
「は?良いから戦えば?」
「あ、はい…。」
Part3ヒーローなのにヒロインの尻に敷かれてるw
「こほん、あ、あなた達、これ以上の狼藉は許さないわよ!」
「はいっ!すいませんでした!お嬢!」
いやピンクつっよ!
Part4…ピンクがリーダーでチートである。
「ちょっと!あなた達何やってるの!
早くやってしまいなさい!」
そう言って黒ずくめの連中を一喝するのは同じく黒ずくめの宏美だ。
コイツは敵役だったのか…。
「は、早くしないと私があの方に怒られるじゃん!」
どうやら宏美が黒幕と言う訳ではないらしい。
なら誰が…。
ってまさか…。
「ふふふ、いつからあたしがただのビラ配りだと勘違いしていた!」
やっぱり瑞穂お前かよww
「あの時の雪辱!晴らさせてもらうから!」
そう叫ぶピンクの戦隊ヒーロー。
多分こないだのビーチバレーの事だよなぁ…。
めちゃくちゃ私利私欲で草。
「心友!俺達に任せとけ。」
Part5主役ポジの筈の赤が全然目立たない…。
「と言うかお前誰。」
「ちょいちょい!そりゃないぜ心友!」
「いやそりゃないも何も戦隊ヒーローの心友なんて居ないんだが…。」
「俺だよ!俺!」
戦隊ヒーローがリアルなオレオレ詐欺をし始めたんだが…。
「だから俺は…「ストーップ!」え?」
「ヒーローは安易に自分の正体を晒してはいけません!」
そう瑞穂の一喝。
「いや、でも…。」
めっちゃオロオロしてる赤。
お前本当に赤か、、いや色は確かに赤だけども、、。
と言うかバラさなくても明らかに誰か分かるやつばっかりなんだが…。
赤以外…。
「さぁ!かかっておいで!は…ピンク!」
正体言いそうになってんじゃねぇか…。
と言うかピンクだけかよ、他の奴らも相手にしてやれ…。
「望むところよ!」
そう言ってピンクが取り出したのはテニスラケット…え?テニスラケット?
そのまま他の奴ら放ったらかしてテニスを始めるリーダーピンクと黒幕瑞穂。
おい…ヒーローショーはどうした…。
「悠太!そんな事よりデートしよ!」
「駄目…!渡さんもん…!」
もはや正体を隠す気も無い志麻としがみついて離れない美江。
「青!こっち向いて!」
「キャー!」
なんだかんだ1番目立ってる青…。
「もう疲れた…。
腹減って力出ねぇわ…。」
スタミナ無さすぎな黄色。
「しょうたん!頑張って!」
で、誰、赤。
もはや普通に名前呼ばれてんじゃん…。
いや呼ばれてても分からんが…。
「ふふ!俺の出番か!
よしお前ら!かかってこいやぁ!出来たらお尻にお願いします!」
後から参戦する強キャラポジよろしく突如表れた金の戦隊ヒーロー!
これ絶対アナたんだろ…。
Part6…後から参戦がある意味強キャラ…。
本当自由過ぎんだろw
コイツらに戦隊ヒーローはやっぱり無理だわwww
そんな訳で…今に至る訳である。
(ちなみに瑞穂とハルたん会長の戦いはリオが本来の目的を忘れてますから!と巨大ハリセンで2人を引っぱたいて止めた。)
何処からそんな物出したんだよ…。
「それにしても酷いぞ心友!
俺の事を忘れるなんて!」
「あぁ、悪い悪い、で、誰?」
「全く悪いと思ってないじゃねぇかwww
泣くぞ!?俺泣くぞ!?」
「悠太さん…流石にそろそろ可哀想ですよ…。」
呆れるリオ。
「そうだよ?一応悠太の誕生日祝いしたいって言ったら快く協力してくれたんだから!」
そう言う瑞穂も一応とか言ってて草。
「しょうたん!1番かっこよかったよ!」
「あ、ありがとうゆりたん!」
あ…思い出したわ…。
そう言えばゆりたんこと水野由梨は同じクラスでその彼氏がコイツ中森翔太だっけ…。
めっちゃイチャイチャカップルなのになんか恋愛相談されて心友認定されてたんだっけ、、、
「なんでそんな説明口調…。」
リオのツッコミも仕方あるまい…。
だって作者すら忘れてたんだもの…。
なんでそんな奴らを今更出したのかって?
なんでだろう……。
思い出したから……?
「俺達の扱い雑すぎだろ!?」
とまぁ、そんな訳で何とも言えない幕開けとなってしまった訳だが…。
本当に大丈夫なのかしらん…。
ものっそ不安ではあるものの、純粋に楽しみな自分もいる。
まさかこの年になって皆に誕生日を祝ってもらえるなんてな…。
まぁ今はこの年、なんて言う年でもない訳だが…。
社会人になり、軒並み友人と関わる機会が減るとそう言う機会が随分縁遠くなってしまったように思う。
おいこら、誰だただボッチなだけだろとか言ったやつww
コホン、まぁ、そんな訳で今日は楽しもう。
そう思うのだった。
最近私用で忙しく更新ペースが落ちてました、、
そんな中表紙絵効果かPV数、評価者数、ブクマ数にリアクション数と一気に増えて目が点になってる作者です、、、
本当ありがとうございます!
私用も落ち着いたのでここからはペース上げれると思われます…!今後ともフラれろうをお願いします!




