光のカーテン
エッセイを読んで、調子に乗って書いてみました。二作目です。
純粋に、二百文字を越えるのが難しかった……。
いつもと同じ朝。
いつもと同じく、仕事への道を車で走る、憂鬱な朝。
ふと、目の端に光の線が映る。
道路の脇にある、背の高い街路樹。
その木々の隙間から、太陽の光が零れている。
零れた光が、真っ直ぐに伸びる。
伸びた光が重なり合って、そこはまるで光のカーテンだった。
自然の織りなす、幻想的な光景。
私は、その光の下をくぐる。
まるで、誰かが私を祝福してくれているみたいだ。
その日は、ちょっと特別な日になった。
今日は一日、がんばれそうだ。