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ニート予備軍、夢探し。  作者: 霜降り
1/1

今度は最後までもがいてみようと思います。

はじめたばかりなので、改善点や感想などのコメントお待ちしています。

少しでも続きが気になるかたがいてくだされば、投稿続けます。

寝て起きてクソしてたまにコンビニに行ってまた寝る。

そんな日々をただ繰り返している。


俺はある日から将来を悲観するようになってしまった。

おそらく、原因の一つは将来への希望。

夢もやりたいことも何もない。自分はこれからどうなっていくのかという、漠然とした不安。

たかがそれだけの理由だが、俺から真面目に生きる気持ちを奪うのには十分すぎた。

自分でも甘えたやつだと思う。だけども体は動かない。

中学生までは夢に満ち溢れてたはずなのに。

どこで狂ってしまったのか。

学校も休みがちになり、部屋から出ることさえも億劫になる。ただただ怠惰が支配する空間で何をするでもなくボーっとしながら一年が過ぎた。


「そろそろみんな卒業か。」


気づけば不登校のまま卒業の時期を迎え、希望に満ち新たな世界に飛び立っていく同級生の背中を見ることもなく別れた。


外に出ることといえば、コンビニくらい。

優しい親からの月5000円の小遣いで好きな時に菓子を買いに行き貪り食う。

飯も出してくれるし、見事にニートってやつの仲間入りだ。


「コーラ飲みてぇな」


4日ぶりのコンビニ。特に何も感じない。

最初のうちは少し罪悪感を感じてたはずなのに。



¨¨¨


「食らえ!!スパイラルファイヤーシュート!!!」


「止めてみせる!!フェンスオブオーシャン!!!」



小学生は元気だな。俺もああいうごっこ遊びしてたっけ。



「おい涼太!飛ばし過ぎだぞ!」


「ごめん!すぐ取ってくるわ!」



おいおい車道に出てるじゃねぇか。車でもきたらどうすんだよ。



──────


────


──



コーラだけのつもりがタケノコの里まで買ってしまった。

小遣いは余ってるし支障はないがな。




ガチャン!!!




「なんっ」









¨¨¨




うっ…なんだってんだよ…

何か降ってきやがった…



「───!──!!」



え?何言ってんだ?

ってこのお姉さんハリウッド女優か何かなのか!?美人すぎるだろうが!!?



「────!!!───────!!」



こっちにいるのはいかにもワイルドスピードに出てきそうな筋肉マッチョマン!

見事な筋肉だ。鍛え上げられている。


何で俺はこんないかにもラノベに出てくる異世界の家みたいな空間にいるんだ…??

何かが上から降ってきたのまでは覚えてるんだが。


てかなんかこのハリウッドコンビやけにデカくないか?

俺も日本人高校生の平均身長+αくらいはあるんだが…


「うーあーー」


え?舌が回らない。どうして?



「─────────!!────────────────!!!!」



なんかすっげー喜んでるけど何一つとして分からない。一体、何語なんだ…


あまりにもわからないことが多すぎる。

この人らが危害を加えてきたようにも見えないし、一回寝るか。なんかあったかくてすごい眠いし。








¨¨¨



あれから2日ほど経ち、なんとなく状況は掴めた。

ここは異世界だ。だけど、ラノベで読んだみたいに言葉がすぐにわかるわけでも特殊パワーが貰えてるわけでもないらしい。

特殊パワーはそのうち目覚めてほしいが。


まず、何故この世界に来てしまったのか。

凡人の俺が考えついた二つの原因


それは何かしらの事故で死んだか、この世界の誰かが俺を転生させたかだ。

何故そう思ったかというと、異世界転生物のラノベで読んだからだ。


最後に記憶に残ってる場所はコンビニを出てすぐ、改修工事中のマンションの前だ。

死亡のパターンも二つしか考え付かなかった。


一つはトラックが突っ込んできて死亡。

異世界転生物といえばトラックだしな。


もう一つは改修工事中のマンションから足場が落ちてきて見事にヒューマンジュースにされたか。どちらかと言うとこっちが本命。

何かガチャンと言う大きな音もしたし大方こんなとこだろう。



とりあえず、この世界の文字を身に付けなければ話にならない。

暫くは語学学習に徹しよう。

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