第三十四話:ブルメアさんの厄日②
「ガハハッ、イサラのふとももすーりーすりー」
「も~ハルバ様ったら」
真昼間の公園のベンチで膝枕をしながら乳繰り合ってる戦士風の男と露出度の高い服装のエルフの女。本来ならば悪い意味で人目を引く異様な光景であるにも関わらず、通りがかかる人々は脇目もふらずその場からそそくさと立ち去っていく。
この場にある法はただ一つ、触らぬ飛竜狩りに祟り無し。行為の最中をタダ見しようものなら、その辺の路上に置き捨てにされている胴体を鎧ごと真っ二つに引き裂かれた男の死体と同じ末路を辿ることになるからだ。
「絶対自由……あの男を縛ることの出来る法は存在しない……誰かがそう教えてくれたのさ……」
その場を通りがかった吟遊詩人がそんな言葉を呟きながら去っていった。
「……やっぱり見なかったことにして帰ろっかな……」
ブルメアは引きつった表情を浮かべて立ち尽くしていたのであった。
「んおっ? おっ? ブルメアちゃんではないか!」
ブルメアもこっそりと吟遊詩人の後に続こうとした所、飛竜狩りに目視されてしまったことで観念したのである。
「あっ……えっと、お久し、ぶりです。ハルバさん」
ブルメア自身がハルバと言葉を交わした事など一度もない。そうでなくとも、生物学上の男から何度も無理矢理迫られてきた経験がブルメアに硬い態度をとらせてしまっていた。
「む、むむむ? ブルメアちゃん雰囲気変わった? 一瞬別人かと思ってしまったぞ」
「あ、あはは、そんなことな、ないです」
「まぁ安心したまえ、俺様はそんじゃそこいらの男共と違ってかなーり紳士的だからな。それにしても……グフフッ、中々にグッドだぞ~ブルメアちゃん!」
ハルバは、上から下へまでブルメアの全身をねっとりと舐めるように見比べた後で、親指をピン立て、満面の笑顔と白い歯を見せつけたのであった。
それを見て、ブルメアの引きつっていた顔がさらに引きつったのである。
「ハルバ様……ブルメアさんが困ってますからやめましょうよ……」
「むむっ、確かに! こんな所で立ち話をしていては疲れさせてしまうな! では早速デートといこうか」
「あ、あの、私は別にデートしにきたわけでは……」
ガシリと強引に腕をとられる。
――あ、無理だこれ。動かなっ
ブルメアは反射的に手首を捻ろうとするも、それは正しく巨大な岩山。捻るのは愚か、両手を使ったとしても僅かに動かすことすら困難であり、対するハルバはブルメアの全力の抵抗に何も感じていないといった有様だ。
その絶望的な程の力の差は、ブルメアには絶対に飛竜狩りには逆らえないことを身体で分からせるには十分であった。
「ガハハッ、出発進行~」
「ちょ、まっ」
見かねたイサラの助け舟を知ってか知らずか飛竜狩りのハルバはブルメアとイサラの手を引きずりながら上機嫌で進撃する。
「は、ハルバ様~、お尻に手が当たってます~。ブルメアさんがいるのに……」
「当てているのではない! 揉んでいるのだ~! ガハハッ」
片手にイサラの尻、片手にブルメアの腕、まさしく両手に花である。
「チッ、死ねばいいのに」
それを見ていた誰かが、そう小さく舌打ちした。
――でも、私には何もしてこないんだ……歩幅とかちゃんと合わせてくれるし……正直、ちょっと意外……ってダメダメ、こんなので気を許したりしたら!
ブルメアがこれまでに遭遇してきた男の平均値から比べると、飛竜狩りのハルバは確かに紳士的な部類であったのだ。悲しいことに。
「到~~~着!」
鉱山都市の店の中では一際綺麗でモダンな外観の店。ガラス越しに覗ける内装はといえば、真っ白いレースのクロスのかけれたテーブルや光沢を放つ床板、そしてムーディーなランプや花瓶や観葉植物で演出された彩は見る者の目を楽しませようという工夫が凝らされており、ブルメアは思わず息を呑んでいた。
「いらっしゃいませ……はい、ご予約を3名で承り中の……ハルバ様ですね。どうぞこちらへ、個室へご案内いたします。それと、何度も重ねて申し上げますが、当店での、その……プレイはどうかご遠慮お願い致しま、きゃっ」
飛竜狩りは目にもとまらぬ早業で案内中のウエイトレスの尻を一撫でしてみせたのだ。
「グフフッ、銀貨10枚という所を金貨一枚を叩いて食べ放題コースにしておるのだからけちけちするでないわっ」
「それはっ、違約金ですしっ、当店はただのお食事処ですのでイメージが、キャッ」
追撃の一撫では先ほどよりも深く食い込んでいた。
「俺様に口答えをする悪い女の子にはお仕置きじゃ! ガハハッ」
「で、ですからっや、やめてください」
「ねぇあなた、変に抵抗しても余計エスカレートするだけだから何も言わない方がいいよ。こちらのお客様は災害と同じだから。それとはい、後でこの請求書を差しておいてね」
「ううっ……そんな……」
セクハラに見かねた従業員がウエイトレスに耳打ちしてまで勧めたのはただの泣き寝入り、即ち無条件降伏だ。そして、ウエイトレスに手渡された違約金の請求書には銀貨21枚と記されていた。
なお、罪状は店内での"常習的"な強制わいせつ行為並びに威力営業妨害となっている。
――やっぱり、この人はダメだ……
ブルメアの中でハルバに抱いていた僅かながらの好印象が一気に負の数値にまで下落した瞬間である。
「さて、ブルメアちゃんも食べたいモノは何でもじゃんじゃん頼んでいいぞ!」
そう言って飛竜狩りのハルバからメニューを手渡されるも、ブルメアは困惑するばかりである。
「えっと……字が読めなくて……」
「む、ならブルメアちゃんはエルフだし、とりあえずイサラと同じ野菜でも頼んでおくか」
そうして出てきたのが煌びやかなガラス細工のコップの中に、棒状にカットされた色とりどりの野菜の数々であった。大皿に乗って出てきたフルーツサラダに関しても、絵画の如く精巧な飾り付けがなされている。
「ん~美味しいです。ハルバ様~」
細長い長方形に加工されたニンジンスティックを一つまみして頬張るイサラの顔からは満面の笑顔が綻んでいた。対して、ブルメアの手は止まっていた。
「む、どうしたんだ?ブルメアちゃん」
「皮どころか身まで削いじゃうなんて、何か勿体ない食べ方だなって思っちゃって」
「俺様程の選ばれた冒険者になれば、食事も選び抜かれた部分だけを食べられるようになっているのは当然のことなのだ!」
ハルバの前に並んでいた食事は、鉄板の上でバチバチと音を立てながら香ばしい匂いを漂わせる真っ白な筋の入った牛や豚のヒレ肉の塊、ステーキである。
「ううっ……」
ブルメアは野菜よりも肉の方に目を奪われていたのだ。
「んん?……ブルメアちゃん、もしかして肉の方が好きだったりするのか? エルフなのにかなーーーり珍しいな」
「そんなはずはなかったと思うんだけどなぁ……。でも、最近魔獣のお肉ばっかり食べてるからなのかも」
「んげ、まさかブルメアちゃんがあんなクソ不味いモノを喰わなきゃならんくらい追い詰められた生活をしていたとは……俺様もどうしよーも無く困った時は素焼きにして喰ったことはあるが、アレはもう二度と口にしたいとは思えんかったな……」
「あ、ハルバさんも食べた事はあったんだ」
「だが、今度からブルメアちゃんはそんなモノを二度と食べる必要はないぞ!」
「どうして?」
「いやいや、あんな臭くて不味くて筋張ってるゴムみたいなもん食っても腹壊すだけで何一ついい事なんぞないぞ。ブルメアちゃんのような美女が食っていい代物じゃない」
一般的な共通認識では魔獣は食べ物ではない。何も食べる物がない時の最後の手段として形振りを構っていられない時にやむを得ず口にすることはある。
しかし、常習的に食べれば食中毒を省みないただのギャンブルだ。
「そうかな……? 何度も食べて慣れるとそこまで不味いとは思わなくなったけど……。ゾ……じゃなくて私の師匠みたいな人はお肉食べて身体を作るならこれが一番良いって言ってたし」
「なぁ、そのブルメアちゃんの師匠ってブルメアちゃんに普段どういうこと教えてる奴なわけ?」
「えっとね……夜通しで魔獣と素手で戦えだとか、魔獣を狩ったなら残さず食べろだとか……後は断崖絶壁を道具使わずに登れ……とかかな?」
「ブルメアちゃんの師匠って奴は控えめに言って相当の鬼畜生か外道のクソ野郎だな……。流石の俺様でも女の子にそんな拷問みたいなお仕置きはできないぞ……」
「むっ、確かにイジワルだったりするけど優しいところだってあるもん」
ブルメアはムスっとした顔でハルバに口答えをしていた。
「ブルメアさん、ハルバ様には悪気はないんです。ただ、少し配慮が足りないだけなんです……だからどうか気を悪くしないでください」
「うるさいぞイサラ」
ハルバはげんこつを作ると、コチンとイサラの頭を軽く小突いたのであった。
「あう、痛いです。ハルバ様~」
「む、ほんの少し妙な空気になってしまったから気分転換もかねてメインイベントといこうじゃないか」
「めいんいべんと?」
急にテンションをあげたハルバとは対照的にきょとんとした表情を浮かべるブルメア。
「抱かせてくれ!」
「ッ!?」
その瞬間、ブルメアの耳がはねた。警戒心を露にするブルメアに対し、今度はハルバの方がきょとんとした表情を浮かべていた。
「むむむっどうしたんだ?ブルメアちゃん」
「どうしたもこうしたもありません! 男の人っていっつもそうですよね! 私の事なんだと思ってるんですか!」
「抱きたい女」
そのあまりにも素直過ぎる一言にブルメアは絶句したのであった。
「というか、てっきり俺様はブルメアちゃんにその気があったから今日来てくれたのだとばかり思ってたんだが……もしかして、違った……?」
「当たり前じゃないですか! 今日はお話に来ただけです!」
「いや、だけど待てよ。確か"あの時"ブルメアちゃん自分から思わせぶりにおっぱい押し付けてきたよな?」
「あっ……」
"あの時"にゾンビウォーリアーが肉体を操作し、胸がひしゃげるくらいハルバに押し付けていた記憶が想起される。その際の動きに限って言うならば、まさに熟練娼婦と言っても差し支えなかった。
――ゾ、ゾンヲリーーーーっ!
「それはそうだけど! あの時の私は私じゃなくて……えっと……とにかく! 余裕がなくて気が動転してたの!」
「で、どうしたらブルメアちゃんは抱かせてくれる?」
「どうしてそんなに私を抱きたいんですかっ!」
「決まっている。俺様は地上のあらゆる美女を抱き尽くす為に生まれてきた男だからだ。そしてブルメアちゃんは間違いなく美女だ。だから抱かせろ!」
再び、ブルメアは絶句していた。厳密に言えば、美女と言われたことだけは少しだけ満更ではなかったものの絶句していたのだ。
「ハルバ様……もう少し何といいますか、言葉を選びましょうよ……」
「うるさいぞイサラ」
ハルバはげんこつを作ると、コチンとイサラの頭を軽く小突いたのであった。
「ひんっ、痛いです。ハルバ様~」
「……ダメか?」
――どうしよう、この人……絶対私にエッチなことをする気だ。でもどうやって誤魔化せば……そうだ!
その時、ブルメアの脳裏に妙案が走った。
〇
「そうだ、明日飛竜狩りに会った時に貴女に一つやってもらいたいことがあるのだが……」
「ゾンヲリが私に頼むなんて珍しいね? なになに? 何でも頼んで」
「さり気なく飛竜狩りから好みの女性を聞き出した上で、もしも好みと合致しそうならネクリア様のことを紹介してもらえないか?」
「ねぇ、ゾンヲリ。それ本気で言ってる?」
「私はいつだって本気だ。飛竜狩りならば魔族というだけで差別せずネクリア様を敵対勢力から保護してくれるかもしれない。さらにネクリア様の欲求不満も解消できるかもしれないのだ。だから試してみる価値は十分にある」
「ネクリア……」
「……? 何故腕をつねる?」
「これがつねらずにいられますか! 」
〇
「ハルバさんは、その……女の子を抱きたいんですよね?」
「うむ!」
「だったら、ハルバさんのこと良いなって思ってる女の子なら紹介できるかも……」
「なにぃ!? それは一体どんな女の子なんだ」
「えっと、ネーアちゃんって言って可愛くて、エッチな子だと思う……よ?」
「ふむふむ、他に特徴は?」
「う~ん、口で言うのは大変だから、フリュネル~出てきて~」
「は~い」
元気な返事と共に風精フリュネルが召喚される。
「ん……? このガキ、どっかで見た事があるんだが」
「ガキじゃないよ、フリュネルだよ! フリュネルだよ!」
纏わりついてくるフリュネルに対し、ハルバは露骨に嫌そうな顔をしていた。
「ええい、鬱陶しい、しっしっ。それで、このガキンチョが一体なんなんだ?」
「フリュネルよりちょっと身長が高くて、尻尾と角が生えてるって感じの……亜人なの」
「なぁブルメアちゃん……そのネーアちゃんって女の子にこう言ってくれ。あと5,6年くらいして立派なレディーになってからならいつでも歓迎するってな」
「えっ……どうして?」
「どうしてもこうも、未発達なマセガキ相手じゃ俺様のハイパーグレートソードが立たん。というか見るだけで萎えてしまうのだ……」
「え……でもネーアは三十路過ぎてるし子供じゃないみたいだけど……」
「余計にダメじゃねーか! 俺様は可愛い子は抱くと言ってもどうしてもダメなのがあってな……、三十路過ぎても性欲と拘束欲だけは無駄に高い何かを勘違いしたような行き遅れの熟女か、俺様のハイパーグレートソードの入らない未発達な幼女体型か、俺様を裏切って別の男に平然と身体を許すようなビッチだけは論外なのだ! あと面倒ごとしか起こさん人妻や"婚約者"の類もダメだ」
「ッ!」
三十路過ぎて、の所でイサラがピクリと反応した。
――ネクリア、全然だめじゃん……。
ロリババアで浮気ビッチ。淫魔少女ネクリアとは、ハルバにとっては論外の権化であった。
「まぁ、そのネーアちゃんってのは一先ず置いといて、ブルメアちゃんはどうしたら抱かせてくれるんだ?」
「う、まだ引っ張るんだ……。会って間もないのにいきなりは嫌……」
「ふむふむ、ならば俺様の偉大さを知ってブルメアちゃんが俺様に惚れればエッチOKということだな!」
「どうしてそうなるの……? ならもうそれでいいです……惚れることなんてありませんから」
「そーかそーか、なら話題を変えるんだが、ブルメアちゃんって最近ストーカー被害とか多かったりしない?」
「……あるかも」
「なら、窓の外をチラっと見て欲しいんだが、あの物陰からずっとこっちを見張ってるあの不愉快な連中、ブルメアちゃんの知り合い?」
ハルバはそう言って窓の外から見えない影になる位置で指で大雑把な位置を示してみせると、ブルメアは至極自然な素振りでチラリとほんの一瞬だけ視線を外に向けて確認する。
「知りません。知らない人達です」
「ふむふむ、そーかそーか。では俺様がちょっくら話をつけてこようじゃないか。それまでイサラ、ブルメアちゃんとお話してなさい」
「え、ちょっと」
呼び止める間もなく、飛竜狩りのハルバは外に出て行ってしまうと、ぽつーんと二人だけがその場に取り残された。
お互い顔見知りで無言なのもあってか、何とも言えない微妙な空気が漂っていた。
〇
「全く、俺様としたことがほ~~~んの些細なミスでブルメアちゃんをムカムカさせてしまうとは。ここは一つ面倒臭い連中を華麗に片づけてみせてブルメアちゃんに俺様の偉大さと男らしさを教えてやらねばならないな。ということで、おい」
「貴様、飛竜狩りのハルバだな? 我々イリス教聖歌隊の崇高な目的はあの女エルフただ一人のみ、貴様と敵対する意志はない。去れ」
「てめぇらになくても俺様にはあるのだ! 死ね」
ザクーーッ。真っ二つに引き裂かれた男はその場に倒れ伏すと燃え盛る炎に包まれた。問答無用、公衆の面前でのいきなりの斬殺である。そのあまりの呆気なさに、聖歌隊の面々は鳩が豆鉄砲を食ったように立ち尽くしていた。
「え……? えぇ……? 殺した……?」
「き、貴様、今、一体どれだけの罪を犯したのか分かっているのか!?」
「この俺様の女に手を出そうとする不届き者は死刑じゃーっ!」
ザクーーーッ。また一人、斬殺焼死体が増えた。
「異端者ハルバ! これより貴様は二度と教会で奇跡の恩恵を賜ることは許されないと知れ!」
「あん? 俺様はアバラの骨が粉々に砕けた所で二日もねりゃあ動けるくらいには治る。奇跡とかいうみみっちいモンに頼る必要などないのだ!」
ザクーーッ。二人分の首がまとめてすっ飛んでいった。事態の異常さに気が付いた通行人達は悲鳴を上げながら蜘蛛の子を散らすようにその場から逃げ去った。
6人居た聖歌隊も、今や二人である。
「異端者ハルバ……イリス教の法を破った貴様には必ず裁きの銀槌が下されるであろう。覚――」
ザクーーッ。
「ふん、俺様こそが唯一にして絶対の法。神だろうが貴族だろうが俺様の前では等しく平等にひれ伏す……おっ?」
最後の聖歌隊はもはや戦意を喪失していた。腰を抜かして失禁した状態でハルバを見上げ、震える手で短刀を構えている。
「な、なにを……」
ハルバは短刀を素手で握りつぶすと、おもむろに聖歌隊の覆面を破り捨てた。
「グフフッ、ちょびーっとちっぱいがかわいい子はっけーん! しかも処女とみた。全く、顔を隠してるものだから美女殺しという重罪を犯してしまうところだったではないか……」
「ひ、ひぃ……や、やめろ、やめなさい! 私は同性としかやらないんだ! それに処女を失ったら……」
「グフフッ、大丈夫大丈夫、俺様があんなカルト宗教よりも男の良さをたっぷりと教え込んでやろう! よ~しついてくるのだ」
「い~や~! 誰か助けて~~~!」
しかし、路地裏に引きずり込まれていく聖歌隊の女を助けてくれる者は、誰も居なかった。
やりたい放題のようで代金は踏み倒さずにちゃんと払ってたりする辺り妙なところでは無駄に律儀な男、それが飛竜狩りのハルバである。そして、実の所性癖も割と健全であったりなかったりする。
なお、ハルバ君(俺様系テクに自信難違いニキ)もネクリアさん十三歳(ロリババア浮気ビッチ)もある意味では似た者同士で同族嫌悪が働く上、お互いにお互いで苦手な異性の特徴を役満しているのであった……。




