6話 決闘開始
(新しいCレンズも貰ったし神崎に連絡するか...)
誠也は、Cレンズを操作して、神崎へと通話をした
「はい、こちら神崎です」
「あぁ、暁月だが、用事は終わった、どこに行けばいい?」
「はい、第一訓練所を貸切にして今いるので、来てもらえますか?」
「分かった」
プツン
誠也は、通話を切ると異能の転移を発動させて、第一訓練所に飛んだ
「ようこそ」
それを、知ってたかのように誠也が転移して訓練所に来ると神崎が挨拶をした
「あぁ、でここのモニターは?」
訓練所では毎日ように訓練するものがおり、異能の訓練で事故を起こす事もまた少なくない、そのためそれを見守るという体の監視をするためにモニターによって見られている
「はい、モニターは全て切らせてもらいましたので安心してください」
「そうか、お前がそう言うなら大丈夫だな」
「ふふ、随分信頼してくれてるのですね?」
「信頼...とは違うな、お前が仕えるのは国にであって、この国の王にではないからな、そんなお前が俺を敵に回すつもりはないだろ?まあ今回の試合は俺の力量を自分で確かめたいってのもあるんだろうが」
ニヤリと笑って誠也はそう言った
「なるほど、全てお見通しですか、確かに私は王自身ではなくこの国に忠誠を誓っています、誠也君が言った通り今回の試合はあなたを見極めるために行おうと決意しました」
「ついでに、俺を縛り付けるためにか?」
「!?...なるほどそこまでお見通しですか」
「当たり前だろ、あいにく俺はあまり模範的な軍人ってわけじゃないからな、なら有頂天になってる俺の鼻をへし折ってやろうってとこか?」
「自分の事をそんなふうに言うんですね、はいあなたを倒して私はあなたより強いということを示して、あなたに従ってもらおうと思いました、あなたの能力は魅力的です、誰よりも早く現地にむかえて、誰よりも早く脅威を討伐できるでしょう、しかし学園にいるということを隠れ蓑にされては国民を襲う脅威を倒すのに時間がかかりますから」
「ふん、まあお前がどんな思想を持って用が興味ないが――それはお前が俺を倒せたらの話だろ?」
「確かにそうですね、あなたが来る前に本田さんと山中さんが言い争ってましてね、ランクはお互いの力関係に直結しないと...私もそう思います、あなたの能力は汎用性は相当高いですが...私の能力の場合はコピーされようと関係ありません」
「ふんなるほどな、ならやってみるか?まあ、俺は負けないがな」
「えぇ、始めましょう」
「「試合を!」」
こうして、最強対最強の試合は始まった...