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投稿漫画用没シナリオ ※どなたでもご自由にお使いください

作者: takefree2015

このシナリオは投稿漫画作品として製作しておりましたが

没にしてしまう事になりましたので、せっかくですし一般公開しておきます。


ご希望の方がおられましたらどなたでもご自身の作品に流用いただいて構いません。

改変、投稿、販売目的の同人誌などへのシナリオの流用など一切自由といたします


本編

________________



1

ナオ・モノローグ『その日僕は 決して知ってはいけない秘密を知ってしまった』


ヒカリ「あっ」


校舎の裏手、

ヒカリ、戦隊ヒーロー的なやつを捕まえてボコボコにしているところ


それを目撃した主人公ナオ「……えっ…??」


2

通学路

ナオ「うわあああ!」

悲鳴を上げて逃げるナオ

ヒカリ「待て おい待て石村君」

ナオの襟を掴んで捕まえるヒカリ


ナオ「うわああっ!!む…村瀬くん君…


3

ひ…人を殺してた___!」


ヒカリ「いや殺してたっていうか… あいつらが襲ってくるから__戦いだからな。そりゃどっちかが死ぬだろ普通」


ナオ「な…お…襲ッ… 何言ってるんだ君__!? は__離して!」


ヒカリ「まあまあまあ ちょっとそこでゆっくり説明するから」


ナオ「わあああ」

ファーストフード店に引きずりこまれるナオ


4


店内

ハンバーガーを食べながら二人


ナオ「(周りの客を意識して小声で)………君が__他の星からの___スパイ___??」


ヒカリ「アンドロメダ銀河の63番太陽系所属惑星メルロンって言ってもお前わからないだろ」


ナオ「メル…アンドロ… 何……??(うわ…うわぁ… 殺人以上にヤバイやつだよこいつ……)」


ヒカリ「まあその俺らの星とな。地球がもうかなり長いこと戦争を続けてるんだけど

俺みたいな末端のスパイにもああやって、この星のヒーローが時々襲い掛かってくるんだよ。

俺の仕事はただの現地調査だからやり合っても仕方ねーんだけどな~」


5


ナオ「戦争って… だって君は…いつも普通に授業受けてたり…

友達とお弁当食べたり… 1年の時には僕と一緒に生物係で…ウサギ小屋の掃除だってしたじゃないか

___そんな君が何で……」


ヒカリ「__まあ スパイだからな。現地に溶け込むためにはそういう工作だって必要だろ」


ナオ「……」


ヒカリ「俺は個人的には地球人に危害を加えるつもりは別にないけど

これは俺とお前の秘密だからな。誰にもいうなよ」


★★★ナオ『___信じられないほど冷たい目  アンドロメダの___メルロンから来た宇宙人の__』


6

ヒカリ「約束を守るならいつかメルロンが地球を征服したときには、お前はこっち側に迎えてもらうように俺から頼んでやるからよ」


ナオ「…!」

ナオ、席を立ち逃げ出す


ヒカリ「___めんどくせえなあ」



ヒカリ、外へ出てアンテナのついたスマホを空に向ける


7


スズメが木の枝にとまっている


スズメ「報告セヨ エージェントナンバーAQAQ772 村瀬ヒカリ」


ヒカリ「本日も異常なし 本日も異常なし___」



翌日

授業中

ナオ、チラッとヒカリの方を見る



8

いつもどおり授業を受けるヒカリ

ナオ「僕だけが知ってしまった秘密___ あいつは 地球を征服しようとしている___」



下校路。

一人歩くナオ


9


突然腕をつかまれ、人気の無い路地に連れ込まれる

ナオ「!?」


路地の壁に押し付けられるナオ


10


冒頭でヒカリが倒していたヒーローの仲間。

※(これは男でも女でも、宮本さんが書きやすいキャラでOKですとりあえずシナリオでは男として書きますね)


ヒーロー「こちらレンジャーC!接触者を保護した!

君!もう大丈夫だよ」


ナオ「え___」


ヒーロー「君が接触したのは非常に危険な侵略者 惑星メルロンからの工作員だ」


ナオ「……」


ヒーロー「彼と会話したんだね?話してくれ、彼の全てを__


11


こちらの動向に気がつかれないうちに始末しなければならない…!」


ナオ「し…始末……! 危険な侵略者___ 彼は__村瀬くんは___

ただフツーに皆と授業を受けたり… 

友達と過ごしたり…

い… 一年の時には…僕と同じ生物係で__」

12

ナオの脳裏によぎる短い回想

一年前 ウサギ小屋


ヒカリ「石村くん一人で掃除かい」


ナオ「あ… うん… 皆に押し付けられちゃって…ハハ…」

暴れまわるウサギたちに小屋の中で四苦八苦するナオ


ヒカリ、小屋の中に入ってくる


13

ヒカリ「ウサギはさ こうやって目隠ししてひっくり返してやるとおとなしくなるんだぜ」


ナオ「へえ…」

★★★

ヒカリ「足を支えてやって宙ぶらりんにならないように 安心させてやるといいんだ。

__おい、何やってんだよ 今のうちに早く水替えろよ!」


ナオ「あ… うん!」

~~


回想終わり

ナオ「彼は… 


14

★★★ただの___僕と同じ普通の高校生です__」


ヒーロー、顔をしかめる

ヒーロー「くっ… すでに洗脳が完了していたか…!

まさか自爆装置も埋め込まれているんじゃ…」


ナオ「えっ!?」


ヒーロー、小さな銃を取り出す


15

ヒーロー「原子分解銃__可哀想だが痛みを感じないように済まてあげるからね…」

ヒーロー、ナオの頭に銃をつきつける


ナオ「うわっ…!! __ちょ__!わああああ!助けてええ!!」


その時、スズメがビュッと飛んできてヒーローの手から銃を落とす

ヒーロー「うっ!」


★★★路地の先からヒカリが現れる

ヒカリ「おいおい


16

竹村君を離してやれよ、関係ないだろ」


ナオ「! 村瀬くん…!」


ヒーロー「現れたか…侵略者__!」


ヒカリ「大袈裟なんだよお前ら。俺はただの現地調査のバイトだっつーのに」


ヒーロー、スタンガンのような武器を取り出し、ナオを捕まえて首に突きつける


17

ヒーロー「動くな!お前の配下がどうなってもいいのか!」

ナオ「は__はいかァ!?」


ヒカリ「うわっ やめろよお前そんな武器っ 同級生がグロ死にするところなんて見たくねーよエグいな~~」

 

ナオ「えっ!?なにそれッ!!いやだっ たすけて!!」


ヒーロー「例え罪のない少年を犠牲にしてでも 私はこの地球を守ってみせる…!

少年よ 君は奴等の計画の恐ろしさを知らないんだ」

ナオ「___…」


18

ヒーロー「メルロン星人による地球侵略作戦__ 今から数億年に渡り人類社会に平和を装って入り込み

やがて人類が滅び去った後、この惑星を永久に支配する___!」

ナオ「す 数億年…!?」


ヒーロー「このかけがえのない星を貴様らの魔手には渡さない!!」

武器のスイッチを入れると先端がギュイイインとナオに迫る

ヒーロー「滅びよっ!!侵略者たちよ!!」


19

ナオ「す…数億年とか……!そんな先の話、僕全然関係ないじゃないですか!!」

ナオ、ヒーローの腕を掴んで抵抗


★★★ナオ「た 助けてーーー!!村瀬くんーーー!!」


20

★★★ヒカリ、素早く地面に落ちた銃を拾い、ヒーローを射撃


ヒーロー、身体の半分が吹き飛ばされ、残った部分もジジジ…と消えていく (Gファンなんでエグく見えない表現で )

ヒーロー「おのれ… 


21

だがいつの日か… 必ず貴様ら悪は滅びさるんだ…!必ず…!」


ヒカリ、ナオを助け起こす

ヒカリ「やったぜ相棒」

ナオ「えっ あ あいぼ……___」


翌日


22

ウサギ小屋

ため息をつきながら掃除しているナオ


ヒカリが入ってくる

ヒカリ「おっ 結構上手くなったじゃねーか」

ヒカリもウサギを抱き上げる


ナオ「うっ 村瀬くん…! い 言っただろ…!僕はもう君とは関わりたく__」


ヒカリ「まあそう言うなよ~ 


23

もう竹村くんだって立派なメルロンの戦士なんだ。

ほらこれ 勲章が届いているよ」

ヒカリ、ナオの胸にバッジをつける


ナオ「!?戦士!?」

 

ヒカリ「それにまたあいつらが君を狙ってくるかもしれないぜ」


ナオ「う…」


ヒカリ「まあ同級生のよしみだ その時はまた僕が救ってやるよ



24

★★★数億年先まで仲良く戦っていこうじゃないか」


ナオモノローグ

『アンドロメダ銀河を写す瞳。 ウサギを撫でる手。

僕は決して知ってはいけない秘密を知ってしまったんだ』


おわり









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