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精霊と王子様(仮)  作者: 桃色 執事
出会いと契約
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001

桃子side











いつもみる夢がある。


ーーー背中に羽があって空を駆け上がる夢。






ーーー駆け上がった瞬間に終わってしまう夢。













でも今日は違った。



いつもなら目が覚めてしまうのに、ーーー続きがあった。






遠くから誰かに語りかけられている不思議で聴き覚えのない言葉。




ただその言葉は夢だからか、あたしにとって心地いい歌のように聴こえた。




その歌声はどこでどんな人が歌っているのか歌の聴こえる方へ進んでみたがどんなに進んでもたどり着けない。








あなたは誰なの?




その疑問を残して目が覚めた。









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