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13 神光臨~クリスマスの聖戦の開戦~

いよいよ最後の戦いが始まる・・・。

「貴様~・・・。どこまで私の計画を邪魔すれば気が済むんだ・・・」


苦虫をかんだように顔をゆがめる重喜代。それを紅也は鼻で笑って言う。


「はん、お前がやることなすことはすべて確認済みなんだよ。しかもそれはすべてやってはいけないものばかり。これを公表されるとお前の権力もがた落ちだな!!」


「おのれ~!!3忠臣!!」


「「「は!!」」」


そこに現れたのは若い男・カルマ・神父だった。


「また来たか堕天使が。貴様では天使には勝てん!!」


「きゃははは、また血祭りだぜい」


「哀れな子供よ・・・」


「「「お前らのの相手は俺達だ」」」


そこに現れたのは、篝・氷河・影・空・姫だった。


「みんな!!」


「紅也!!お前はあのくそ爺を叩け!!」


篝が茜の父親をさして言う。


「あいつはわれわれ炎術師を裏切ったものだ!!」


「なに??」


「紅也!!俺達であの神父とブサイクシスターを叩くぜ!!」


氷河が相変わらずの口の悪さで言う。


「このくそアマがー!!ぶっ殺す!!」


「僕達だってやれるんだ!!」


「援護します!!」


氷河に続いて影と空も戦う。そして姫も。


「紅ちゃん・・・ごめんね。私の力不足で紅ちゃんに辛い思いさせちゃって・・・」


姫は今にも泣きそうだった。


「でも・・・そのお返しとしてこいつらぶっ飛ばすからみんなでパーティーしようね!!」


「分かった!!行くぞ茜!!」


「え??分かった!!」


紅也と茜は逃げる重喜代を追いかけた。そして大広間で止まった。


「ここで決着をつけようぜ・・・くそ爺」


「おのれ・・・」


「前に言ったよな・・・道踏み外すぜって」


「・・・」


「お前がなぜ裏切ったのかは知らないが・・・俺はお前に炎罰を与える!!」


「ほざけクソガキ!!出でよ我とともに戦いしものよ!!」


「ぐおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」


「なんだあれは!!」


紅也立ちの前に現れたのは・・・。


「龍・・・」


「そうだ!!炎竜王だ!!私は禁忌を犯しこいつの契約に成功した!!そのため名前を変えてこうしてひっそりと生活してきたのだ!!更にこいつらもだ!!」


「マジかよ・・・」


そして現れたのは・・・。


「天使・・・」


白く光り輝く天使だった。2体は紅也を睨みつけていた。


「はっはっは、堕天使しか使えないお前が天使おろか竜王も倒せまい!!」


笑いが止まらない重喜代。しかし紅也は・・・。


「ひゃはっはははは。これは傑作だ!!こんなすばらしい舞台になるとはおもわなかったぜ。まだまだクリスマスの夜は続くぜ!!」


そう言って紅也は魔法陣を3つ描く。


「さっき見たよな・・・あの炎の鳥を・・・」


紅也が低い声で言う。


「あれのことか??ああ見たさ。突然だったんでびっくりしたがね」


「あれなんだと思う??」


次々と模様を描いていく紅也。低い声で再度問う。


「ただの鳥だろ??燃えている・・・」


少し顔色が変わる重喜代。まさかの答えがよぎったからだ。


「あれはだな・・・俺が昔暴走させたものらしいぜ」


自嘲しながら言う。


「あれはだな・・・フェニックスだ!!」


「な!?」

よろめく重喜代、そして紅也が描いた陣からは新たな光が生まれる。


「出でよ!!我とともに大切なものたちを守りし神々よ!!」


「神だと!!」


ありえないという顔で言う重喜代。そして現れたのは。


「我とともに戦え!!プロメテウス!!パニシャー!!マグマハート!!」


「くっそー!!蹴散らせー!!」

重喜代の声に反応し炎竜王と天使は戦闘に入る。そして神もそれに応戦する。そして・・・。


「俺達も楽しもうじゃねか!!」


「クソガキが!!」


お互いに炎を操り戦い始める。隣では怪物たちの激しい戦闘。こちらは炎を操り戦う炎術師。


「ブラスト・バーン!!」


「インフィルノ!!」


巨大な炎の壁が出来上がる。すでに部屋の中はサウナを越えていた。隅で見ている茜は耐えることができそうでなかった。そこに現れたのは。


「お嬢さま・・・」


たくさんのメイドと執事たちだった。


「お嬢さまがどのようにご決断されても私たちはそれのお力になります」


1人の執事が言う。それに肯定の意思を皆が示す。


「お嬢さまの人生でございます。あなた様が自分で決めた道をお進みください」


メイドの1人が言う。茜の気持ちはもう昔から決まっていた。


「私はこの家を出て行きます!!皆さんのお力をお貸しください!!」


『分かりました!!』


すぐに支度に入る執事たち。茜は紅也を見つめていた。最後は二人で帰りたかったのだ。


「勝ってね・・・紅也・・・」


彼女の願いは・・・。

「はああぁぁぁ」


「いやああぁぁぁ」


2人の叫び声とともに炎が激突する。そして隣では先頭に変化が起きた。


「な!?神が押されている??」


なんと神々が押されていたのだ。まさかの展開に焦る紅也。


「はははっはあ、やはり神は我の味方なり!!」


「くっそー!!」


激しい戦いは続く・・・。


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