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第98話 改竄された記憶の果てに

長時間気を失っていた天野誠が目を覚ました


「全て思い出した……僕は……八人の男達に……負けたんだ……そして……七瀬さんを……殺していたんだ……そうか、本当の僕はもう人を殺していたんだ」


植え付けられた偽りの記憶によって天野誠は吹っ切れた


「そうだ……誰でもいいから……早く誰かを殺さないと生き残れないんだ……もう僕は躊躇いもなく、平気で誰かを殺す事が出来るんだ…」


天野誠が気絶する前に、一緒に探していた嶺橙華の姿が見当たらない


「嶺橙華……どこにいったんだ…?」


嶺橙華は天野誠が気を失っている間もその時間の無さから必死になってターゲットを探していた


天野誠は再び立ち上がり、走り出した

タイムリミットは残り少ない


「このまま探し続けて、僕でも殺せる相手は生き残っているだろうか……」


天野誠の不安は今に始まった事でもないが、

巡り合えた相手に返り討ちにされてもおかしくなく、

嶺橙華もいない状況で勝てる見込みも薄く、

戦況は最悪と言ってもいいほどだった


そして夕暮れ時、ここまで天野誠も嶺橙華も、

共にターゲットを見つける事は出来なかった。

日が暮れた後、天野誠は嶺橙華と再会した



「…大切な人を殺す事で強くなった少年と、このボクが遊ぶ事になる、その時が来るのが楽しみだ…!」

ハットトリッカー滝川は、2人が戦いだすのを今か今かと待ちわびていた

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