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第74話 下手な鉄砲

ボロボロの海堂はひたすら森の中を歩き続けた


突然銃声が鳴った、銃声の方向を見ると、高岡が銃を握っていた


「外したか、このヘタクソルーキーが」


海堂は反撃に氷の弾丸を一度に何発も撃ったが、全て外した


「ひいいいいいいいい!?」


高岡は逃げていった


「くそ…力が入らねえ…」


日が暮れる頃


海堂は身体を安静にしつつ、常に敵を警戒していた

氷の棘を辺り一帯に張り巡らせる事で誰も近づけなくなるという魔除けも用意している。

だがジェーンに見つかった場合は、氷の棘を粉砕してから襲い掛かってくる事も考えられる為、安心は出来ない。


そして、敵の気配がまるで無いまま、夜が明けた


「暫くはここで安静にしていよう」


その頃、海堂を完全に見失ったジェーンは、海堂のいる場所とは大きく離れた地点を彷徨っていた


「ったく、結局食い損ねちまったか……匂いを追おうとしても、冷気で風邪気味になって鼻も利かねえし、いくら身体が丈夫になろうが病気はするのかよ……まあいい、俺様は常に飢えている、飢えている限り動き続ける、そして食って力に変える、ただそれだけだ、待ってろよ氷野郎、いつか絶対に食ってやるからな」

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