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第55話 手塩

片桐と吉田の追いかけっこが始まり、片桐はなんとか吉田を撒いた


「くそっ…奴隷に任せっきりの雑魚かと思ったら結構動けてるじゃねえか」


「さっき外国人が死亡した通知が入ったが、さっさと移動しないと、奴隷共もここを見つけるかもしれねえな」



その奴隷達9人は全滅し、ジェーンに食われているとは、片桐には知る由もない



「西川、真木、城之内の死亡通知が入っていないからあいつらも生きてるだろうが、一体何をしてるんだろうな」



その頃、3人は森林の中でジェーンに見つからないように、そして片桐と鉢合わせしないように固まっていた



「奴隷が全滅したなら、今から片桐さんと合流すれば、吉田しかいない今なら、4人がかりなら勝てるのでは?」



「いや、首輪の爆弾を起動させられて爆死するのがオチだ」



「吉田が死なない限り解放される事は無いだろう」




一方吉田は、片桐を探すのを中断し、テントの中に戻った


「それにしても誰も戻ってこないな、外国人を追っていったと通信が入ったが、その後に外国人の死亡通知が入った、ならば戻ってくるはずだが、何故戻らない?」



夕暮れ時、暫定的に新たに奴隷となった西川、真木、城之内が戻ってきた


「た、ただいまー」


「か、帰ってまいりやした」


「すいません片桐さん、いえ片桐は見つけられませんでした」


(この3人は戻ってきたが、奴隷9人は未だに誰も戻ってきてない、何故だ?何が起こっているというのだ?)


吉田は所有物のリストを確認した


「馬鹿な……奴隷の表記が全て消えているだと……手塩に掛けて育てた俺の奴隷が全滅したというのか!?」

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