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第46話 非情の切り捨て
片桐がすぐに吉田を撃とうとしたが、奴隷達が一斉に襲い掛かってきた
「チッ!使えねえ奴らだ!」
片桐は奴隷達のナイフを次々と躱していき、距離を取った
「奴隷一人を殺すのは簡単だが、一人を殺せばその隙に他の奴らに襲われる、分が悪すぎて撤退するしかねえな…一度に3人も下僕を失っちまうがしょうがねえな……そいつらはくれてやる」
片桐はどんどん吉田や奴隷達から距離を取り、あっという間に森林の中に逃げていった
「奴隷共!あの男を追え!」
「ちょっ!?片桐さーん!?」
「待ってくれよ!」
「くそ、体さえ動けば!」
「…お前達あっさり見捨てられたな」
「へっ!片桐さんは頼りになるリーダーだが、いざという時は非情だからな!」