第43話 新入りのテスト
片桐、真木、西川、城之内、斎藤のグループは、吉田のテントを襲撃しようとしていた
「片桐さん、本当にこの試験に合格したら…」
「ああ、お前が運よくトラップに引っかからずにテントの中までたどり着けたら合格にしてやるよ、晴れて俺たちのグループの一員だ」
「頑張れよ、俺達が通ったのと同じ道だぜ、合格したらいっぱいコキ使ってやるからな」
初心者プレイヤー斎藤はテントまで1歩ずつ歩き出していた
「へへ・・・どーせいつ死ぬか分からねーんだ、一か八か進むしかねーんだ・・・」
斎藤がテントまであと5メートルという距離まで進んだ頃、ついにトラップが発動した
斎藤は網にかかって宙ぶらりんになった
「片桐さん、助けてください」
「あ?それぐらい自分で切れよ」
斎藤は網をナイフで切ろうとしたが硬質なワイヤーで中々切れない
「ダメです!」
「ちっしょうがねーな・・・お前は不合格な」
「えっそんな片桐さーん」
片桐は銃を取り出した
「ちょ、待ってくださいよ、マジですか、やめ」
身動きの取れない斎藤の頭をあっさり打ち抜いた
斎藤【DEADEND】
残り14人
「ヒューーー!片桐さんマジ容赦なくてパネエっす!」
「…にしても中々使える新人が捕まらねーな、すぐポイントに変わっちまったぜ、まノルマ達成出来たからいいけどな」