第13話 ベテランの最期
「くっ、くそう、前が見えねえ……あのガキが……」
大沢の視界が回復してきた頃、銃弾の音が止んだ。
「レ、レイナ!しっかりせんか!」
身体中が氷弾に貫かれて倒れているレイナに駆け寄る大沢だったが、
すぐさま額に銃口が突き付けられた
「終わりだ」
「しまった!」
氷弾使いの銃撃を躱そうとしたが、大沢の顔の上左側に大きな風穴が空いた
「ごはっ!」
すぐさまポーションを出したが、瞬時に腕を撃たれてポーションを持つ手を凍らされた
「クールダウン、よく眠りな」
「帰ったら……みんなで……美味しいご馳走を振舞ってやるはずだったのに……あのガキが無能で……腰抜けだったせいで……」
大沢は残りの顔も撃ち抜かれた
大沢【DEADEND】
残り19人
大沢の所有していた大量のアイテム、主に食糧系と6280Pは氷弾使いに移動した
「フッ……案外貯めこんでいたようだな、気に入った初心者にはご馳走を振舞い、気に食わないと思ったら倒してポイントに変えて食料に変える、最後はこの俺がいたにも拘らず慌てて初心者狩りをやったら失敗して自滅か……。あっけない最期だったな」
海堂大我
異名【氷弾使い】
主な所持スキル【アイスショット】
主な所持武器【銃】
生存回数【49】
キル数【63】
累計持ちポイント【7900】
クールな性格で慎重派
ならず者グループにいたが切り捨てられて散々な目にあい、
ユニークスキルを習得して窮地を逃れた