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身に着けている高級なブランドより質のいい女を横に連れてる方が、俺の評価も上がる!

作者: 七瀬







どんなに金を持っていても、高級ブランドを身に着けていても

俺の価値は何一つ上がらない!

なにより、俺の評価が一目瞭然に上がる方法は、、、?

“質のいい女を横に連れて歩いているだけで俺の価値が上がる!”




最初は俺も分からず、“ド派手なスタイルのいい女を横に連れていた。”

確かに、効果はバツグン!

通り過ぎていく男達が俺が連れている彼女をジロジロ見ていく。




『今の見たかよ! 物凄いイイ女だったよな~』

『胸デカかったぞ!』

『足もキレイだったよな~』

『いやいや? めちゃめちゃ美人だったぞ!』

『それに比べて、横の男! しょぼくないか?』

『金目当てだろう!』

『あれはヤバいって!』




彼女の評価は凄く高いのに、俺の評価が恐ろしく低かった。

どんなに“いい女を連れて歩いていても”俺にそれほど価値がなければ

彼女しか他の男達やつらは見ないと分かった。





・・・それならと?

俺は上品な、“お嬢様タイプ”の女性を俺の横に連れて歩く事にすると?

俺の評価も一気に上がる!



『今の女性ひと品がいい女性だったな。』

『上品なお姉さんもいいんよな!』

『横に居た男も、結構カッコいいんじゃない!』

『似合ってたんじゃないか!』

『釣り合ってたと思うわ!』







・・・なるほど! そうか、“ド派手な女より上品な女性ひとの方が

俺の価値も上がるんだ!”

この時、俺は初めて気づいたんだ!

“質のいい女とはお嬢様タイプの女性ひとなんだと、、、!”

俺は、やたらとブランド物を身に着けるのをやめ貴金属のみブランドに

すると決めた!

横に連れてあるく彼女には、やたらと俺はお金をかけることにした。




『どの服を選んでもいいよ、好きなモノを買って!』

『えぇ!? でもココ、高級ブランド店だよ。』

『お金の事は何も気にしなくていい! 俺が全部、払うから!』

『わーあ! 嬉しい、でも私のパパからカード預かってるから先に

これ使うね!』

『・・・あぁ、ううん。』





忘れてた! “彼女は本物のお嬢様だった!?”

金は俺より腐るほど持ってると後で知る。

それなら、お金じゃなく“俺の気持ちで彼女に尽くそうと考えたんだ。”




『俺は君の為なら、何だってできるからね! 今日のプレゼントは

一凛のバラだよ。』

『わーあ! ありがとう、嬉しい!』

『今から、牛丼でも食べに行かない?』

『うん! 行きたい!』

『じゃあー行こうか!』

『私! 牛丼なんて、食べた事ないの!』

『えぇ!? そうなの、めちゃめちゃ旨いよ!』

『ありがとう、いろいろ私に教えてくれて!』

『俺こそ、君にはいつも勉強させてもらって感謝しかないよ。』

『“勉強?”』

『君を見てて、お金持ちの女性は心もキレイだって事が分かったんだ!』

『ダイスキ!』

『俺もだよ。』








どうせ、俺は彼女とは結婚できない!

既に彼女には、“許婚が居るからだ!”

父親が決めた、“結婚相手の男がいるらしい!”

彼女もそれは分かっていて、今は“社会見学”という期間で俺とこうやって

付き合っていると最初に彼女から俺は聞いていたんだ。

俺もそれでいいと思い、彼女と付き合った。

お互い本気にならないと誓い合ったんだよ!





・・・ただ今は、“彼女を横に連れて歩く事が俺のステイタスになった!”

【自慢の彼女。】

男達が皆、俺と彼女を見てこう言うんだ!



『女性の横の男は、“完全に勝ち組だな!”』

『あんな、いい女連れてさ~』

『オレもあんな彼女欲しいよ!』

『ほんと、羨ましい!』





身に着けている高級ブランドより質のいい女を横に連れてる方が、

俺の評価も上がる!



これは! “完全に正解だと実証された!”

俺の評価も爆上がり!

ド派手な姉ちゃんより、品のある女性ひとの方が俺の価値が上がると

俺自信も身に染みて分かった事だった!

やっぱり、“品がいいお嬢様が俺の横で連れて歩くのに最適だと思う!”



最後までお読みいただきありがとうございます。

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